●こちら、パイオニアエクスクルーシブのミニュチアモデル、2404ミニ(以前の記事)。 サイズはこんなに小さい。
 
今回はミニよりさらに一回り小さい
             「 マイクロ 」のご紹介です。
●でこちらがマイクロ

写真だとわかりにくいが、ミニより一回り小さい。
サイズは
ミニ
幅240×高さ300×奥行280mm

←マイクロ
幅200×高さ255×奥行255mm

↓マイクロRose
幅200×高さ275×奥行255(ホーン含むと300)mm
●基本的に8cmフルレンジ前提で作りましたが、ミニ同様2wayにも対応できるよう、ホーンは取り外し式にしました。
●ホーン開口は2x4cm
2wayを考えるなら3x4cmのほうがベストだが
フルレンジ+ツィーター程度に考え
デザイン重視(縦横の対比)にしました。
小型ツィーターやVifa XT25SC90-04なんかだと、ほぼ遜色なく出力可能です。
●で、こちらは2way向きの
ホーン開口径を大きく取った
マイクロになります。

開口径は3.5x4cmなので、上の2x4cmと比べると一目瞭然ですね。
ただし高さが少し高くなり、デザイン的にバランスが若干崩れた気がします。
●ホーンを取り外し、裏からツィーターをセットします。
裏穴はφ40mmなんで、ほとんどの小型ドームツィーターでもカバーできるかと思います。
●外装はRose(ローズ)ツキ板、塗装済みの2部艶仕上げ。
木目もバッチリで高級感バツグン!
●こちらはエクスクルーシブミニRose用の専用台。
ワンポイントでRoseを入れてみました。
●最大の特徴はこれ。
セメントを木材で挟んだ、サンドイッチ構造。
高さのある台の場合、木材のみだと軽すぎるので、錘で対策してるものはよくあります。
今回は部分的な錘ではなく、板全体の重量を増す施工です。これで全体の重量が均等になり、安定性やバランスが格段に良くなりました。
重量感のある金属ベースもいいですが、響きの反射を抑えてくれる木材もまた、良い素材です。
でも作るのはとても大変でした。
●これは一番最初のミニ専用台で、写真に写ってるマイクロとはサイズが違います。
 2404ミニを購入して頂いた方への特典で、無料プレゼント。だから何台か作ろうと思ったが、手間がかりすぎるので断念しました。
 ●さて、こちらはサイズ比較(右端のミニは合成)
エクスクルーシブミニチュアシリーズは
2402ミニ→2404ミニ→2404マイクロと続き、最後に中型
2404ミディアムの登場です(一番左)
 ●このミディアムは、以前製作したビックホーンに本体を加えたもので、まだ製作途中なんです。
 ユニットは最大で22cmまで取り付けるよう設計。
バッフルはユニットが取り付けできる最小サイズ。
するとJBLの4305(右)とそっくりになりました。

 これは4305タイプを作ろうと思ったのではなく、ホーンに合わせて本体を作ったら必然的にこうなりました。
4305もホーンに合わせた?のかは不明だが、スピーカーとして最善の形なのかもしれませんね。
 ●こちらは以前製作した中型積層No,33のバージョン違い。
積層部分が合板になったものです。
特徴はやはりデザイン。
フロントバッフルには
繋がる木目を入れてみた。
ただ2wayとか大きなユニットだと消えるかもしれません(^^;
側面と天板はシナ合板。
さりげなく見える積層もまたおつなものです。
サイズ 幅245×高さ355×奥行245mm

 あとはユニットに合わせて穴をあけ、塗装すれば完成。
積層より剛性が低いが、そこは補強でカバーしようと思う。とりあえず取り付けるユニットが決まらないので、このままオーダー専用として、オークションで出品する予定です。
●こちは積層と合板のハイブリット箱。
積層は名の通り木材を重ねて作ります。
接着剤を多用するのと、任意でできる厚さ設定(これは約2.5cm)により、24mmほどの合板より硬く、カンカンとより高い音で響きます。
そんな硬い積層に、柔らかい合板(普通の合板)を合わせたのが
  「 
ハイブリット積層箱 」なんです。

 こちら何台か作り色々とテストしていくと「ある事」に気づきました。それはまるで「 
楽器のような響き 」で、なにやら不思議な鳴り方がします。
●柔らかい部分に振動が集中してる?何がどう作用してるのかはわかりませんが、普通に組んだ箱とは、あきらかに響き方が違います。
まだまだテスト段階だが、新たなるステージを発見したのかもしれません。
とにかく何か魅力ある鳴り方をするので、10cm〜12cmバージョン(開口径φ103mm)を作ってみました。
←これにアルペア7を装着する予定です。
 ●写真のような感じ、側板と底以外は積層となる。
●ローズ2部艶で、仕上げもばっちり決めました。
普通の箱を作るのに比べ、こちらも5、6倍の時間はかかり、とても面倒な作品なんです。
だから中々作れませんが、もっと追い込んでいきたいです。


サイズ
8cm用    幅125×高さ235×奥行275mm
10・12cm用 幅145×高さ250×奥行275mm

(10cm用(開口径φ96mm)は完売御礼)
●さて今回は、未紹介作品をまとめて紹介してみました。
 2404マイクロしかり、私の作る作品は、どれもあほみたいに時間がかかります。
それはできるだけ最良の音が出るようにと考え、隅々まで丁寧に製作してるからです。 
そんな作品は沢山のオーナー様に支えられ(オーダー品)、その期待に答えるべくより進化していきました。 
木工所のような本格設備はない分、手作り・ハンドメイドの味を武器にしています。 
愛情を注げば注ぐほど、より良い箱へと変わっていきます。 
音質はわりと十分になったので、今後はもっと「
見た目 」のグレードUPをはかっていきたいです。 

最後に。
 積層箱は解像度がめちゃくちゃ高く、一度はまるとヤミツキになるスピーカーですが、 
今回のハイブリット積層もまた、なんだか引き込まれる魅力ある箱となりました。 
密閉、バスレフ、Wバスレフとか関係なく、普通に組んだ箱には戻れなさそうな 
そんな魅力あふれる箱となりました。 

 今製作中の2wayがまた懲りすぎた作品で、軽自動車にV8エンジンを搭載した 
そんな感じのスピーカーです、近々UPしますので乞うご期待♪ 


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