●ヴァリアスクラフト ミニチュアシリーズ第3弾
パイオニアエクスクルーシブ2404の2wayバージョン、ようやく完成しました。
●これがエクスクルーシブモデルの初代
2402ミニ

ホーン部をポートにしたので
セッティングが難しかった。
●マイナーチェンジ
やや寸法とバランス(2402→2404)に変えたモデル
2404ミニ

オリジナル同様のWポートへ変更
ユニットのバランスが良く、セッティングは楽だった。
●そしてこちらはさらにマイナーチェンジした
2404ミニ・ローズウッドバージョン
オリジナルとほぼ同等の仕様へと生まれ変わりました。
●ツィーターはこれ
Vifa XT25SC90-04 デュアルコンセントリック・ツィーター

下が1kHzと厚みのある音を奏でる。
癖がなく扱いやすい。
●普通の箱ではないですがセットするとこんな感じ。
●今回はホーンに入れたのでこうなりました。
このホーンは以前製作したリップホーンと違い、ツィーターを入れる予定は元々ありませんでした。だから上下幅の間隔が狭いため、再度加工し直しました。
●ウーファーはこちら Peerless 830656
SDSパルプコーン13cm ウーファー

ピアレスはヨーロッパのメーカーで、DENONやパイオニアが自社のスピーカーにたくさん採用してたほど実力あるメーカーです。
名機DENON SC-E757のユニットもピアレスなんですよ。
HiViに比べるとフラットな性格で、上のVifa同様、癖がなく扱いやすい。
●ネットワークはオーソドックスな-12dB/octにしました。
音楽を聴きながら好みの塩梅へセッティングしていくのですが、これが以外に大変な作業です。今回はちょうどいいと思った組み合わせが(コイル・コンデンサー)たまたま2.8kHzでドンピシャでした。さらにアッテネーターを付けたので能率合わせの苦労がなく楽でした。
●ベースの箱にネットワークとアッテネーター
ターミナルを取り付け、その後吸音材でカバー。
VCC加工してある箱なのでズッシリ重く大パワーの共振にも耐えてくれそうです。* VCCシステムとは?
箱の内部にセメントを流し込み、振動を制御させる装置。

【振動】  vibration
【制御】  control
【セメント】 cement

から一文字づつ取って名付けたものです。
●ツィーターをホーンに取り付け
●ホーン自体もネジ止めなので、
ユニットの取り外しやメンテナンスも簡単です。
●最後にウーファーを取り付け
●祝!完成!
紹介HPだとあっさりしてますが、製作は大変でした。
見た目のバランスも良い雰囲気になりました。

外装はローズウッドの2部艶仕上げ
ロジャースLS3/5aのローズウッドモデルを参考に仕上げました。木目の流れを合わせてあるのがミソです。


●さて、肝心の音質だが、ユニットがピアレスだけにSC-E757に似たフィーリングを醸し出してきました。下が出るツィーター+ホーン効果でボーカルに厚みがあり生々しくていい感じです。セッティングもばっちり決まりました。
広がり具合もいい塩梅で757より良い音かもしれません。

広がり・臨場感についてはこれが Diamond8 CH3 中々凄くて、SX-V1やSC-E757などのメーカー製もよりも臨場感が出てます。今回製作した2404はホーン効果により同様の広がり、臨場感を得る事ができました。このあたりが気持ちいい音=良い音に感じる秘訣かもしれません。そして私がいつも聴いてる 「 女性ボーカル 」がターゲットで、
女性ボーカルを最高に気持ちよく聴けるスピーカーを作りたい!というのが製作するうえで一番の前提となります。
そこで身近にあるスピーカーを簡単に比較してみました。

中域、女性ボーカルのみだと
Diamond7>SX-V1>2404>>E757>Diamond8
というとんでもない結果が出ました。
何がとんでもないかと言うと、1位のDiamond7は”フルレンジ ”なんです。フルレンジで2wayよりも声質が良いって・・・。2wayの製作者としては悲しくなりますが事実です。そのユニットはハイエンドという中国製ですが、このユニットは過去に聴いたフルレンジの中でもずば抜けて優れており、「 色気があり、妙にそそる声質 」が最高なんです。

癖の無いクリアー質でフラットな2404と757とは対照的で、ほんの少しの微妙な癖が、妙な色気をかもし出してくる。この艶やかな癖がポイントで、ビクターSX-V1よりも味が絶妙なんです。
今回製作した2404は、Diamond7・ハイエンドユニットを隣に置き、鳴らしながらセッティングしたにもかかわらず、絶妙な色気や艶っぽさを再現することはできませんでした。ネットワークの製作やセッティングが得意な私にとって、悔しい敗北感でいっぱいでした。女性ボーカルに関してですよ。ただしこのハイエンドユニットは現在は売ってないので、再販を待つしかなさそうです。(1本1万5千円くらい。中国製としては値段もハイエンド)
 柔らかい黄色が特徴のDiamond8は、なぜか臨場感が抜きに出た性格で、臨場感だけで言うのなら、他のスピーカーを圧倒する実力があります。なぜ?そんな鳴り方をするのかは未だ謎だが、B&Wのよう、ツィーター分離型が鍵かもしれませんね。
フルレンジ⇔2wayの切り替えスイッチも付けたので、フルレンジを2wayにする意味(優位性)もよくわかるスピーカーなんです。
自作だからこそ、メーカにはない特長を持たせることができ、それが醍醐味でもあります。
●最後に。 
今回の2404・2wayバージョン、箱の構造+ユニットの恩恵か?自分でも驚くほどハイレベルなスピーカーとなりました。癖がなくバランスがいいので、フルオーケストラも難なく迫力の音質で鳴ってくれます。もちろんボーカルもいい感じで、長時間気持ちよく聴けてます。昔はセッティングでドつぼにハマリまくりでしたが、今はさらさら進んでいき、脂汗も少なくなりました(^^;
←一番左がオリジナルサイズで、一番右が2404ミニ。こうして比べると、ミニがいかに小さいかがわかりますよね。次は中間モデルの製作に入る予定です。2301もいいですね。このモチベーション、いつまで続くのやら。
VK miniature series - Pioneer EXCLUSIVE2404 mini 2way model 2014年 
メーカー解説:
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式
使用ユニット 高域用:2.5cmデュアルコンセントリック・ドーム型 ・低域用:13cmコーン型
再生周波数帯域 40Hz〜40000Hz
インピーダンス
出力音圧 86dB/W/m
クロスオーバー周波数 2.8KHz
外形寸法 幅240×高さ300×奥行280mm 約9L
重量 6.5kg

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