●今回は角型積層の締めくくり、積層2wayのご紹介です。
  ●はじめに作った積層箱。
内部ラウンドや鉄板補強、断面の美などなど
隅々までこだわった作品。
●FOSTEXの103-Solや
マークーオーディオのアルペア7 MAOPを装着。
●次に作ったのがこちら。
サイズはほぼ同じだが、木材の質にこだわった作品。
●Hiend10cmを装着。
とにかく硬くて響きの良い箱になりました。
●そして2way作品へ
●これはDENONのSC-E717のパーツを全て流用した作品
 PENAUDENON (ペナウデノン)

パーツ点数が多く、全てがぎりぎりサイズになる。
ネットワークだけ作り直し、音のフィーリングを変えました。
●そして今回の作品。
←箱を組み上げた状態。
 写真から推測できるよう、Fバッフルの穴がやけにでかい。
実は一度開けたあと、ユニットが綺麗に収まらなかったのでさらに開け直したのがこれ。
だがこれでも完全ではなく、あと2mmほど削り直すことに。
どんだけでかいユニットなのか。
PENAUDENONのFバッフルは多少の余裕があったが、こちらは余裕がまったくない。
Fバッフルは強力ユニットでも対応できるよう、ぶ厚い30mmにしたが、バッフル面積が小さくなりすぎたので、鳴きを逃がす・振動を拡散するため連結補強(つり橋工法)を追加した。
どんな状況でも常に音にこだわって作ってます。
●装着するユニットはこちら。
●ブラジルのメーカーSELENIUMはJBLの子会社。
右はD220TI
左はST400
●ST400
以前PRVというメーカーのツィーターを手にしており、そんな感じを想像していたのだが、箱開けた瞬間あまりのデカさに驚いた。
←ホーン部も鉄で超重厚な作り。
● 大きさはST350と同じで、ホーン部の形状と材質が違うだけ。
ST350は大きすぎて装着できないと思いST400を購入したのだが、装着できるのか?見た瞬間不安になるほどでした。
もし装着できないときはST200にする予定。
●こちらはD220TI
写真のよう1インチホーン用のドライバーで、
 BIGホーンに装着します。
●アダプターは加工したもので、ご覧のように簡単装着。
もちろん他のドライバーも装着できる。

写真ではサイズ感がわかりにくいが、ホーンは中型スピーカーくらいのサイズで、D220TIはドンピシャでした。
●ウーファーはこちら
 Peerless 830656

こちらポリコーンとゴムエッジ。
少し高い830860よりも低域に弾力感があり、好みの音なのでこちらばかり使っている。
マグネットは小さめだが、意外にパワフル。
ネットワークのクロスが1.5〜3kHzあたりなら830656
3kHz以上で、4、5kHzあたりにするなら830860でもいい。
●値段が安いのも特徴の一つだが
最初に感じたのがこのダンパー。
これはマークオーディオばりに薄くて柔らかく、よく動く。
コーンの繊維も毎回気になっているポイント。
●さて、ネットワークはこんな感じ。
こちら初期製作のもので、このあと4、5回やり直し。
以前の ダイヤモンドJBL はウーファーが20cmで音も合わせやすかったのだが、今回は13cmウーファー。
つながりはスムーズにいけたが、女性ボーカルの声質が好みに合わないのと、ツィーター音の一部が凸すぎるなど、その辺りをマイルドに改善しようと試行錯誤する結果に。
簡単そうで難しかったネットワークとなりました。
●そんなネットワークですが、ツィーターとウーファーの能率差が26dB近くもある。
だから一般的なアッテネーター(50dB)でもフィーリングが合いにくく、固定式アッテネーター追加して対応することに。
●完成したネットワークを取り付け、フェルトで覆う。
最後に綿(吸音材)詰め込み箱の完成。
以前はグラスウールを使っていたが、今は手に優しい綿を好んで使ってます。
吸音材を多めに入れるのが昔から好み。
●サランネットはユニットを装着したあと、フィーリングを見ながら作ってます。
いよいよユニットを装着して
  
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