●祝完成!
●ペナウディオ・カリスマ風の箱に
DENONのユニットを装着したので
ペナウデノンやでー(^^;

厳密にはユニットがデンマーク
箱(ペナウディオ)はフィンランドなんで
完全なヨーロピアンモデルになりそうです。
●ユニットの上下にやや余裕がありそうだが
実は天板、底板、中央の仕切りで
これ以上高さを低くすると
ユニットの装着が困難になるほど
ギリギリサイズなんです。
●ネットも純正品を流用。
社名はウォルナットに変えました。
●箱の外装はペナウディオのカリスマと同サイズ。ドンピシャですね。
●こちらは同時進行で製作した
FOSTEX FE103-Sol の専用箱。

特別な仕掛けはないが、硬くて重い合板を使いました。
木が硬いと刃が前に進まなかったり
焦げて煙がモクモク出たりと
MDFに比べる10倍大変な作業でした。

容量、ポート周波数は
103-Solの指定箱と同等にしました。
(ポート長変更可能)
●ユニット入手したらUPします。
●さて、完成後エージーングもぼちぼちに早速音だし
まずは一言 
「バッチリし 」

 自分好みでセッティング(ネットワーク)したので、当たり前と言えばあたりまえだが、 

元々のヨーロピアン調に、ややボーカルを+した味付けにしました。 
音楽はもちろん、TV〜映画などなどオールジャンルで使えるスピーカーです。 
エージングが進みだいぶ落ち着いてきた2404miniのボーカルには歯が立たないが、 
それでも女性ボーカルはクリアで綺麗に鳴ってくれてます。鳴らしこみが進めばもっとよくなっていくでしょう。 

 さて、自作スピーカーを作る上でユニットの選定は仕上がりに大きく影響してきます。 
いいユニットを使えば必然的にいいスピーカーになるのだが、なんでもかんでもコストをかけれません。 
小型で音が良く、そして比較手安く入手できるユニット(スピーカー)で真っ先に思い浮かぶのが 
DENONのSCシリーズ 」 
その多くはピアレスなどのデンマーク製ユニットが使われているので、パーツ単品での実力は申し分ない。 
そして扱いは日本製の中古となり、数もまぁまぁあるのでそこそこ安く入手できる。 
これほど好条件が揃ったスピーカーは他に類を見ません。 

 SC-Eシリーズは作りがとても良く、赤字になるのでは?と心配になるほどのパーツ構成です。 
このシリーズは10種類ほどあるが、次のモデル、コーンが黄色くて背面にユニットが付いたり 
ツィーターが100kHz仕様になったものなどは時代背景のせいか、大幅なコストダウンがいなめません。 
そんな残念はしばらく続き、SC-CXシリーズからようやく回復したように感じられました。 
それほどSC-Eシリーズはいいスピーカーです。 

 だがいいスピーカー = 音のいいスピーカーとは、残念ながらなりません。 
ヨーロピアンユニットを使っても、味付けが日本だと日本製に変わってしまいます。 
たぶんコストの問題だと思うが、唯一の弱点であるネットワーク。 
TOPモデルのSC-E757のみしっかりした構成だが、それ以外はあまめな作りとなっている。 
簡素な構成だから全体音が平面で薄っぺらい、外国モデルにありがちな奥行きや立体感がありません。 
そんな差はネットワークで埋めるしかありません。 
このシリーズはウーファーがWなので、並列の正相と逆相・直列の3種類と調整幅が広がる、 
だがセッティングは逆に難しくなりますが。もしE717やE72をお持ちなら、一度ネットワークの調整をしてみてください。 
きちんと仕上げれば、数倍値段の張る海外モデルに、十分対抗できる実力も備わります。 
余談が長くなりましたが、素材としてはもってこいのスピーカーなんです。 


最後に。
 今回は積層スピーカーの製作とあり、木材選びには時間がかかりました。 
まずはいきつけのホームセンターで探してみたのだが、中々理想の板に出会えません。 
 そこでネットで探してみると、 フィンランドバーチ(ホワイトバーチ)で約8万円(材料費) 
シナアピトンなら16万円と一気に跳ね上がってしまう。 
ホームセンターならぜいぜい1〜1.5万円。3万くらいまでなら出せるが、 
それ以上は余程思い入れがないと手が出せなくなる。 
で結局ホームセンターに地道に通いながらようやく材料が揃いました。 
 車で1〜1.5時間圏内のホームセンターに行きまくりの3ヶ月で、ガソリン代の方が高くつきそうです。 
通いつめて思ったことだが、夏より冬のほうが木材の質がいいような気がします。 
そんなことがあり、ようやく完成にいたりました。 
作りたい!と思ったときに、材料って無いもんなんですよねー。 
このスピーカー(積層)が完成した時のカッコ良さは感動物でした。 
だから多めに作りたいと思ったが、材料が無いのでしばらくおあずけになりそうです。 
そんな積層スピーカーでした。 

PENAUDENON 2014年 1台 円
メーカー解説:やっぱ積層は深みがあっていいですね。
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式
使用ユニット 高域用:2.5cmドーム型 ・低域用:12cmコーン型×2
再生周波数帯域 40Hz〜35000Hz
インピーダンス
出力音圧 89dB/W/m
クロスオーバー周波数 約2.5KHz
外形寸法 幅140×高さ240×奥行285mm 
重量 5kg


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