●前回に引き続き、ダイヤモンドシリーズ No,8、ダイヤモンド8の紹介です。
今回は久々、本格2way仕上げに。ばっちり決めたいと思います。
●これはフルレンジ用・ダイヤモンド7
●そしてこれがダイヤモンド8
特徴は三変化
今回はサブバッフルタイプにしてみました。
●右はよく作る普通のサブバッフル。
で、ちょっと指向を凝らし、
←のような形
ティアドロップ型にしてみた。

曲線のみなので、
加工しやすいMDF(15mm)を使うことに。
トリマーでカットしました。
●次に溝を掘る。
ユニットのフレームとツライチになるよう調整。
その後穴をあけます。
MDFは加工が楽ですね。
●ネジ留めしなくてもいいくらいの塩梅で
ぴったり収まりました。
●ここまでは順調だったが問題発生。

←この状態で本体に取り付けるわけだが、
このバッフルを留めるネジ穴が
スペース足らずで開けられない・・・
●とりあえず進みました。
ここからが(手作業の)正念場。

ネジ穴のスペースが無いので、
ネジ無しでも取り付けできるよう、本体にも溝を掘りました。
ガチッと収まるよう調整します。

サブバッフル幅とFバッフル幅がギリギリですね。
●本体にサブバッフルを合わせ、
しこしこと微調整。
その後R加工し、山を整えたあと下地の塗装。
ようやく形になってきた。


バッフルを留めるネジ穴は中央にあけました。
●一応ネジ留めしなくても
ギチッと収まるようになりました。
が・・・問題発生2
この後さらに塗装するので、
その分のクリアランスを取る必要があったんです。
●サブバッフルの最終仕上げ。
塗膜が予想より厚くなり
溝を削っては合わせ、削っては合わせの繰り返し。
装着がきつすぎて塗装がはげるなど、
ちょっと大変な作業となりました。

ティアドロップの形を際立たせたかったので、
本体の背を少しだけ低くしました。
上にツィーターを乗せるので、バランスもいい感じだと思います。
●本体の塗装に進みます。
今回は発色のいい、ハニーイエローにしました。
山吹色って感じでしょうか。

ちなみに、黄色と黒の組み合わせを見ると
阪神タイガースが浮かんできます。
でも今は白黒なんですよね。
黄色と黒
永遠のコンビネーションカラーかもしれません。
●そして次にスモーク塗装を塗りました。
このあと磨いて完成です
が・・・・
←なんかこれ
古くさ〜い、骨董・民具にしか見えません(^^;

大失敗

私の車のアルミがブラックメッキのスモーク塗装という
珍しいもので、めちゃくちゃ渋いんですね。
そんな感じをイメージし塗ってみたのだが、
イメージ通りにならず、
完全に失敗しました。
●で、全部はがしました(TT)
寒空の下、塗装をがりがり剥がしながら
俺、何やってんんだろ・・・・
と思わずむなしくなるほど、しんどい作業でした(笑

そしてなんとか元通りに。
木目が消えるか消えないかのギリギリまで削るはめに。
これ以上削ると、二層目(合板)まで到達してしまい、ダイナミックな木目が消えてしまいそう。木目部分も、なんだか微妙に凸凹してるし。ふんだりけったりでした(笑
●再再やり直しで
ようやく塗装の完成

失敗は成功の元にはなりませんでしたが、
いい経験にはなりました。

←鏡面仕上げ
スモーク塗るなら、たぶんこの後ですよね。
もうやりませんが(笑
●さてさて、箱が仕上がったので、ネットワークを作ります。
←これがベースになるネットワーク。
さらにギミック分を追加します。

2wayネットワークを作る時、だいたいは-18dB/octからテストしていく。今回は複雑になりすぎて-12dB/octで落ち着きました。
ちなみ-48dBは今もテスト中ですが、繋がりが中々決まらず。
ユニット選びが課題のように感じてます。
●本体にネットワークとターミナルを取り付けました。
内部は全面フェルト+綿少々
サブバッフルを外した本体には、マークオーディオ系10cmや
その他12cmユニットが装着できるようにしてみた。
最近はよくサブバッフルを作ってます。デザインを損なわないよう、ユニットのネジ穴を利用してるので、8cm-10cmや、10cm-12cmなどの隣接サイズでは、加工がめちゃくちゃ難しい。今回のサブバッフルは特に、ネジ穴(φ105)すら開けられず難儀しました。サブは8cm-12cmと2サイズ空けるのがベストですね。
そんなところでいよいよ
   
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