●以前作ったNo,38に魅了され、ホーンの虜になってきた。
そこで今回は、単品ホーンを制作する事に。
●←これはFOSTEXのホーン。
かっこいいですねー。
だがいかんせんでかすぎます。
これがもっと小さくなれば・・・と思う人も多いはず。
そんなのが始まりでした。
●で、完成!!
制作工程は抜けてますが(^^;

可愛らしい女性のぷりっとした唇を連想し
名付けた
 「
リップホーン

制作期間は約一カ月くらい。
右がチェリーで左がマホガニー。
ビクターのスピーカーを参考に色付けました。
●最大の特徴はこの丸みをおびた
 「
曲線です。

制作はほんとたいへんでした。
●幅164、高さ120、奥行105mm
とかなり小さめです。
●さて、このままでは意味がないので
ユニットを取り付けます。

使用したのはこれ、Vifa XT25SC90-04
デュアルコンセントリック・ツィーターというやつ。

決め手はサイズとこのトンガリ。
それと再生周波数が1kHz〜と、意外に下も出そうだったので。有名機種に搭載されてるだけあり、バランスのいい音色が飛び出してきました。
だが一つ問題が。
それは写真でもわかるよう、フレームに角度が付いてます。そこで厚みのあるウレタンスポンジを使い、ガスケットを作りました。
●ホーンの裏側。
色々なユニットを取り付けたり、応用できるよう
裏の一枚はネジ留めにしました。

フルレンジも含め、
120mm以下のユニットなら取り付けできます。
●ここにツィーターをセット。
●じゃーん
こんな感じです。

裏板が24mmあり、そのまま取り付けると
トンガリがかなり奥ばってしまう。
そこで溝を掘り、トンガリが前に出るようにしてみました。
●いい雰囲気でてますよ。
積層は写真より
実物のほうが雰囲気ありますね。
●制作中のスピーカーに載せてみた。

こちらはダイヤモンドシリーズのNo,7
ダイヤモンド7・エクセレントモデル。
(次次次回UP予定)
●このダイヤモンド7、大きさは小型〜中型ほどだが、
天板の幅は120mmしかないので、ホーンがでかく見えます。

一般的な中型スピーカーにはばっちり合うでしょう。
それよりも、
ずっと見てると、なんだか卑猥に見えてきた・・・(笑
●左は今制作中「 エクスクルーシブ・ミニ2 」のホーン。
こちらはFOSTEXのようなシャープなデザイン。比べてみると、雰囲気がぜんぜん違いますね。
さて今回のリップホーン、肝心な音質だが、裸のツィーターよりもホーン効果がしっかり出てました。女性ボーカルを聴くと、嫌味な癖が軽減されるのか、実在感、生々しさが増した気がします。これがホーン効果ってやつですね。

●最後に。
今回の
リップホーン、いかがでしたか。
ホーンと言えば、本格的な中域再生を狙い、専用ドライバーを使った大がかりなものが多い。そこで実用的で気軽に使えるサイズで設計・製作してみました。スーパーツィーターはもちろん、一般的な2wayツィーターとしても本格ホーンが味わえます。

最大の特徴は、やはり見た目ですね。
実用性に加え「
色気・可愛さを兼ね備えた 」そんな雰囲気が出るようがんばってみました。実物はすごく愛嬌あるんですよ。この手の品は意外にありそうで無いものです。制作がたいへんなのでポンポン作れませんが、サイズや色など、少しだけオーダー品にしたいと思います。機会があれば、ぜひ使ってみてください。
きっとすぐに愛着が湧いてきますよ。

●なんかノリノリだったので、自作ツィーターを沢山作りました!! ツィーター祭り!! ↓もぜひ見てください!!

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