今回で7作品目になる、自作スピーカーの紹介です。制作については、だいぶコツを掴んできました。
デザインにこだわりすぎており、その特殊な形ゆえ、作りながら制作方法を変えていくなど、手間がかかる事がまだまだ多いです。
以前コンテスト用に制作したスピーカーがあり、それはこのデザインを、6.5cmユニット用にリサイズしたもの。
元々のオリジナルはこちらで、8cmユニットを搭載できるサイズになってます。
制作方法は、以前の物とほぼ同じなので、省略してますが、私なりのこだわりをご覧ください。
ベースの材料はMDFの12mm。 まずは最も特徴的である、フロントホーンの制作に入ります。
以前は厚紙に突き板を貼ったものがベースとなったが、今回はプラ板に突き板を貼りました。カーブの成形を熱でおこない、安定はしたものの、紙に比べ接着力が弱いのが難点。
何通りか視聴テストをおこない、左下の音道に落ち着いた。矢印部の音道だが、前回制作した弱点をさらに克服する為に、5mm厚のスポンジを貼りました。
音道が長いので、余計な音、特に中・高域を吸収する為で、貼らないよりは、多少の効果があります。
この5mm厚×2を貼る為に、あえて音道の仕切りを拡大したほどです。 右下は背面からで、その他は全て接着し、補強しました。
内部の塗装。以前は塗料に竹炭の粉を混ぜ、自分で炭入り塗料を作りそれを塗っていましたが、今回から、既製品の炭入り塗料を使用しました。
内部塗装の最大の目的は、耐久性の向上です。 湿気の多い日本にとって、効果的な措置と言えるでしょう。
縦に重ねると、何とも言えない迫力がある。 さて、私の自作箱での最大の特徴と言えるのが「 セメント 」。
この箱の場合、バッフル面はユニット同等の最小サイズ。だからホーン部とその他に、補強的に充填した。
突き板を貼り、塗装して仕上げます。
完成!! サイズ:幅400×高さ120×奥行200mm(横にした時) 1台約4.5Kg これのミニサイズ版は「 こちら
この箱の特徴は、その形にあり、縦でも横でも使えるというメリットがあります。
横に並べ、直接大型モニターを載せても、びくともしないくらいの強度にしたく、セメントを使いました。
以前のミニサイズとはユニットが違うので音そのものも違う訳だが、ホーンの特徴的な音は存分に感じられ、ふわっと広がり、声が通るような長所があります。
 装着したユニットはSA/F80AMGで、このユニットの性格は、中域がクリアー質で凹み気味の音色。
ホーンの場合、中域のエネルギーを増大させる傾向があるので、この組み合わせはユニットが凹、箱が凸で、お互いに無い部分を補う形となり、
それが丁度いいバランスを醸し出してくれました。 だからとても相性も良く、ベストカップルとも言える、良い例に感じました。
FOSTEXのユニットは、基本的に中域が凸傾向の物が多いので、あえて試しませんでした。

 低域に関して、この箱は大きなホーン構造ですので、見た目のサイズよりは意外と容量が少ないです。
容量が少ない分、低域の量感も減少するわけだが、E82箱と同等かそれ以上は出ており、中域のいい塩梅を消さない程度・バランスも中々良好でした。
5.1の為のセンタースピーカーは数多く存在しますが、こういう形はたぶん無いんじゃないかな? だから制作に至ったわけでもあります。
ミニサイズ版はコンテスト用で、残念な結果でしたが、また次も頑張りたいです。

 さてこの後は、自作スピーカーを2連チャンで紹介します。
次はハイエンド風の箱で、その次は、私の中で、ようやく完成したスタンダード的存在の箱です。お楽しみに♪

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