●ビビットカラーが印象的なこのスピーカー!!!
イタリアンレッドがヨーロピアンを彷彿させますが、赤・白はJAPANカラーの象徴ですよね。
こちら特注品で、自分でいうのもなんだが実に洒落てます。

 突然だが日曜の朝やってる”ゴーカイジャー ”ってしってますか?
それが超おもしろくはまってるのだが、スーパー戦隊シリーズが35周年記念ということで、
歴代のヒーローがぞくぞく登場するんです。
で、そのゴーカイジャーがゴレンジャーに変身するなど、ファンには涙ものの作品なんです。
私はゴレンジャー世代ではありませんが、キレンジャー=カレーというのは、なんとなく知ってます(笑
 余談が長くなりましたが、そんなゴレンジャーにも見えてくるこのスピーカー。
とても愛嬌があり、すぐに愛着が湧いてくるほどです。

 白の部分は塗装で鏡面にしました。
実は超グロス仕上げにしようと思い、何度もクリアーを塗ったのだが、途中途中でのゴミがすごく気になりました。
そのつどのやり直しで、時間もふんだんにかかる結果に。
 黒もそうだが、木目じゃないこのようなベタ色の場合、ハイグロスの意味がほとんどありませんでした。
ふんだりけったりでしたが、白塗装は難しいので、カッティングシートの方がいいかもしれません。
●で、そのカッティングシートを使ったのがこれ。
センターの黒い部分がカッティングシート。でもカッティングシートでも色々と問題がありました。
まずは薄いので、下地を超きれいにならさないと、凸凹がすぐに目立ってしまう。
それと艶消しならいいのだが、艶ありの場合、中途半端な艶の出方です。
 結局クリアーを塗るはめになりました。
その辺りが問題点のカッティングシートだが、塗装よりは楽かもしれません。特に薄い色はね。
 サイドウッドはナチュラル色にし、ここも鏡面にしました。けっこう高級感が出ています。
なんか写真で見ると、ONKYO風ですよね。いい感じです。
●さてさて、こちらもドーンを鏡面・ハイグロス仕上げ。センターは厚みのある革タイプ。
個人的にはこれが一番好きなのだが、8cmフルレンジ箱としては、とにかく贅沢な一品です。
実物はもっといい感じなんですよ。
●こちらは台形の鏡面バージョン。
普通の四角箱と比べると、中・高域の透明感がまし、音にも高級感が一層増してます。
 上の四作品は全て鏡面だが、鏡面は色々と写り込むので写真がとりずらく、
写真では魅力も半減する感じですね。とにかく手間がかかりました。
丸いネットだが、これもいい味でてますよね。
プラ板をベースに、カラーボードという発泡スチロール的な素材で成形しました。マジックテープ留めです。
これを付けた途端、一気に質感が上がりました。軽いので取扱に注意が必要ですが。
布地はオーディオ用という薄手のものをチョイスしてみた。
ただいつも使ってる生地と、それほど変わりませんでした。こちらもフルレンジとしては、贅沢感のある一品です。
●こちらはかの有名なスパイラルホーン。
たぶん Helix-H75 という名前のものだと思うのだが、HPがなくなってる?情報が見つかりません。
元々塗装してあったのだが、少しやり直しました。でもちょっとだけムラがあります。
他には、癖の出やすい単線ケーブルを、オーディオテクニカのOFCに代えました。
先端処理はしてないので、少しだけ長めに取ってあります。
SA/F80AMG装着が前提。全体がスッキリした音のスピーカーです。
●いきなり背面の写真だがこのスピーカー、
これだけで何かが解れば、超マニアでしょう。

たぶんコイズミ無線で売ってる”ヒカリ工芸の箱 ”
だと思うのだが、詳しい事はわかりません。


←元々この状態なので
●ベースを作り
●ターミナルを取り付けました。
ケーブルはテクニカの2mmをチョイス。
















●で、この箱、見た目はわりといいのだが、
音が大問題
とにかく箱鳴りの変な音で、聴けたもんじゃありません。

最初は吸音材を追加し、色々試してみたのだが
それだけでは不十分だったので、
ユニット後ろに”補強バー ”を追加した。
これで音質がかなり改善され、
ようやく”まともな音 ”が出るようになりました。

こちら爪付きナット仕様だが、前オーナーによるものでしょう。
実はこれ、ナットが空回りしユニットが外せない事態が発生。
手を入れると爪にひっかかり、傷もたえないので
その辺も含め固めました。
8cmの場合、爪付きは考えさせられます。
●外装はウォールナット調。
実際に見ると”本物の付き板? ”と見間違えるほどのシートです。
まじすごいシートで、こういうのは初めて見ました。

ただし超薄いので、ご覧のよう木の下地?
線が写り込んでます。
この線のせいで、全てが台無しなんです。
●だから修正しました。
本物の付き板なら削って直すところだが
これの場合は、クリアー塗って綺麗にしました。
半艶仕上げです。
●完成!!! 全貌はこんな感じ。ほんとにかっこいいですよこれ。
ネット付きで約8千円(ペア)。ターミナルやらケーブルなんかで1万円くらい。
それでも質感からいうと”安い ”と思いますよ。
 ただね、いかんせん音が最悪、”こんなもん売るなよ ”と思えるほどは言い過ぎではありません。
フルレンジ聴きたい!って時はだいたい箱も必要になるのだが、初めてのフルレンジでこの箱買ったなら
それはかわいそうでしかたありません。
 いくら安いとはいえ結局は音ですから、この箱はまったくおススメできません。
小粋な感じの外観、質感がいいだけにもの凄く残念、改造が必須の箱でした。

最後に。
赤パーク(F122W)とかマークオーディオとか、色々と試したいユニットがあるのだが、なかなかおっつきません。
音楽好きなら、一度は聴いてみたいフルレンジ。
箱を考えてみると、ほぼコイズミ無線で売ってるやつしか 無いのが現状ですよね。
 そこで自作がポピュラーになるのだが、自作の場合凝り過ぎると
コストもそれなりになってくるので、考えさせられる一面もあります。
新しい単品
ユニットを見ると、つい聴きたくなる、そんな魅力もあるフルレンジでした。
 最近はえらく密閉にはまってますが、次回、メーカー製”密閉 ”に戻る予定です。お楽しみに♪

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