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●ダクト2発です。
当初は背面にあけようと思っていましたが、より厚みを持たせたいと前面へ。
径が小さいものでないと、本体にぶつかる為ダブルにしました。
お決まりのクーナルも。
効果は微妙ですが。
●内部。
穴に丸材をつっ込みます。
側面に設置させるつもりが、矢印のようにスキマができてしまいました。
●木工用ボンドでスキマを埋めます。
●切ったり削ったりで出たMDFのカス。
使う為にとっておきました。
穴埋めに重宝します。
●そのカスを詰めていき、スキマを埋めます。
乾くとガチで硬くなります。
やってる事は細かい気配り?だと思うが、
雑な部分も見えてしまいますね。
典型的O型気質なのか(笑
●MDFに自在錐で穴をあけます。
これは、丸い方を使うので、四分の一にカット。
こんなお菓子あったなー。
●接着し表面を整えます。扇型になりました。
奥の棒はクイなどに使う木で、丸や半円で売っています。
それをカット、直径7.2cmほど。
円からカットした物はある程度の精度は出ているがめんどくさい。
杭は楽な半面、制度も悪く表面も平らじゃない。
素材そのもを見直す、木にこだわる必要性は無いかもしれませんね。
●制度の悪い杭は、矢印のようにスキマが出ますが、先ほどの要領で埋めていきます。
左は埋めた物。
この方法で埋めてやると、木目を生かした塗装が可能になります。
パテじゃソコだけ色が変わってきますし、色が類似していたとしても、
塗料を吸わないので、結局チグハグになってしまいますね。
●接着していきます。
もうおわかりですね。ホーン風開口部です。
いい感じでしょ。
デザイン的に作った物ですが、
ツイーター側(上)は奥行き6cm位あるので、ホーン効果期待できるかも。
●サンダーで仕上げ後、とのこを塗ります。
色の差が激しい切断面は、特におおめに塗ります。
●内部も塗装します。
●塗料に竹炭の粉を混ぜ、新塗料を作ります。
●塗りたて。乾くまでしばし休憩。
●乾燥後、仮組。
内部・本体にはめ込んでみます。
ドンピシャ!外観が結構大きく見える。
第二のエンクロジャーは、フローティング状態になってます。
ユニットの位置に、ホーンの開口部を合わせるのが苦労しました。
●どうです。カッコイイ?斬新?
●ツイーター側。
ユニットと箱の接地面は1.5cmほどあけています。
一応フローティング状態に近づけるよう、直接接触させるのではなく
スポンジなどで隙間を覆ってやる程度の事を、考えていました。
●フルレンジ側。
●塗装完了。
水性ステイン、レッドオークとマホガニーの調合色。
高級感ただよう雰囲気にしました。
●写真じゃ解りずらいですが、木目風に塗装してます。
UP写真。
近くで見てもMDFとは解らないデキで中々良くできてるでしょ。
もっと極端にフシとか入れても良かったのですが、
時間が無いのでこの辺でおさめておきます。
左側MDFは薄い塗料を一度塗ったもの。
和紙のような模様がでてきます。
塗装テクニックがあれば、こんなに変わるもんです。
●底面。柱部分の周りにウレタンスポンジを貼ります。
●内部。
中のスピーカーとの接地面は全てウレタンスポンジを貼ります。左が張ったもの。
スポンジの凹み具合で、厚みを調整するのに苦労しました。
中のスピーカーをフローティング状態で収めます。
素材はプチプチや耐震ゲルマットなど考えましたが、
とりあえず時間がないので、ウレタンスポンジにしました。後でゆっくり、色々試してみましょう。
箱の体積の割には、容積はゼンA少ない。
2、3リットル位でしょうか。
容量は上げたいのですが、できるだけコンパクトにもしたい・・・
理不尽な事をやってる。それが創作ですかね。
●完成!!!
ほんとに完成しました!
長い長い道のりで、苦労の連続でしたが、楽しく作る事ができました。
文字通り、世界でたった一つのスピーカーです。
●ツイーター部分。
接地面はウレタンスポンジが張ってあります。
●フルレンジ部分。
こちらもウレタンスポンジが貼ってあります。
●背面。
背面の板を簡単に外せるよう、取ってを付けました。
実用性だけを考え、こういうかっこ悪い事をするのも創作かな。
●内部。
中のスピーカーは上部のウレタンスポンジにのせているだけです。
少しグラついたので、サイドにも追加しました。
グラスウールも入れてあります。
フローティングという意味では、微妙ですよね。
そもそもフローティングは音が良い!というところも微妙ですが(笑
●ターミナル。
フルレンジ、ツイーターのバイワイヤリング仕様。
ケーブルの取り外しに支障の無い高さにおさめました。
水平に挿すので、ケーブルは繋げやすい。
●カバー(外側の箱)を取り外した状態が右側。
気になるサウンドですが、超リアルボイス目指しました!
が、最初は、なんだこの音↓と思いました(泣
小箱の中にあるウレタンスポンジをグラスウールに変えたら、グッと良くなりました。
容量の問題でしょうか?
8cmとしての低音はそこそこ満足です。
ユニットの性格から、どちらかというと乾いたサウンド。

どんなソースでも声が通り、歌詞が分かりやすいのが特徴的。
声の聞きにくいソースでも良く聞こえます。
特に良いソース、ジャズボーカルものなどを聴くと、まるでソコにいるような、リアルは表現できてますね。
小口径の強みかもしれません。
カバーを外した上体でのサウンドは、中・高域の臨場感がかなり広がります。
ていうか、カバーをすると、大人しいサウンドになってしまう、とも言える。
ホーンも効いているようで、中域が前に出るサウンドに変貌しました。
コンパクト設計の為、低域・厚みは少なめだが、オーラががんばってくれてる気がします。
当初オーラを2発(前後)のタンデムにし、低域の増量を狙う設計でもあったんですけどね。
それはそれで良かったかもしれないが、時間がありませんでした。
このオーラサウンドは8cmの中では、もう一つ重い音が出るユニット。
だからエンクロジャーの容量を上げれば、聴き応えのある低域がでるでしょうね。
比較的類似傾向の少ない、新しいサウンドになりました。
それが自作・創作・・・かもしれませんね。

それにしても、写真を見返すだけで、ほんとにここまでよくやったわ、
って感じですかね。
いい事も悪い事も織り交ざってる感じもしますが、
我ながら完成に漕ぎつげたのは、感心しました。


アルなイスサウンド試作機なので
RV-00 」と命名しました。
最後に簡易図面を掲載して〆たいと思います。
スペック
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・2重キャビネット
ユニット 低域用:8cmコーン型 AURASOUND 3 フルレンジ
高域用:5cmコーン型 DIATONE DS-10B ツイーター
インピーダンス
再生周波数帯域 50Hz〜20000Hz
出力音圧レベル 80dB/W/m
最大入力 20W
瞬間最大入力 80W
クロスオーバー周波数 1100Hz
外形寸法 幅200×高さ410×奥行260mm
重量 7kg(1台)

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