● ページ3 祝!完成! |
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●メーカー製スピーカーのメンテナンスやチューニングをしてきて10年、
記念すべき200台目は
希少な
JBL 4310
・オリジナル
・フルレストア
・新品復活完全復元
という内容です。 |
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●サランネットのフレームはパーチクルボードではなく合板でできた頑丈なものでした。
ネットを張り替えた形跡は無いので当時の物と思われます。 |
■時間があったので新しいネットを作ってみました。
薄手の黒+木製フレーム
フレーム本数がもっと多くてもいいかもしれませんね。 |
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●こだわりぬいて仕上げた木目。
実物はもっと綺麗なんですよ。 |
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●ついに、ついに完成致しました!
エージングもそこそこに、さっそく音出し
まずは一言
「 (TT)ごめんなさい、感極まって言葉になりません(TT) 」
2213や2213Hよりもキレと低域の量感がある2212ウーファー U
LE25よりもやや刺激的で伸びるLE20 U
そしてスパイス的存在の2105スコーカー U
それらにより4311よりもすっきりしている、メリハリがきいてるという印象の4310でした。最高です。
おさらい
4310は431系の原点ですが、4311との違いは U
・スコーカーのバックキャビティが大きい U
・ウーファーとツィーターが正相 U
・ターミナルからウーファーへダイレクト接続 U
とくに3つめのダイレクト接続は続けて欲しかったポイントですが、 U
ケーブルの量が多くなるのと、逆相にした場合ややこしくなるという点も考えられます。 U
いずれにせよ4310の思考は、40年後の4312Eへと引き継がれている素晴らしいものでした。 U
最後に。
今回4310をレストアしてみて U
現代までの約40年間、4310を基準とした設計思考がそのまま引き継がれている事がわかりました。 U
ユニットの癖を箱で微調整してる点など、このスピーカーは会社に愛されてるなとも伝わってきました。 U
そんなところがJBLの強みなのかもしれません。 U
4310は真っ先にオールアルニコモデルと紹介される事が多いですが、 U
それはフェライトやネオジウムとはあきらかに違う音質からくるものなのかもしれません。 U
「 始まりにして原点 」
4310に敬意を表してオリジナルで仕上げましたが、 U
私の意見にご理解くださった、オーナー様あっての結果とも言えそうですm(_ _)m感謝 U
これらを作った方はもうおじいちゃんくらいの歳ですかね。 U
実物を見てもらいたい、そんな気持ちでいっぱいです。 U
至高の4311同様、第200回の記念モデルにふさわしい傑作となりました。 U
末永く、そして後世に残してやりたい、そんな4310でした。 U
次回、これまた超超希少モデル、しかも日本製、いった何なのか!?お楽しみに♪
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JBL 4310 1971年〜 1台約¥190,000円 |
●メーカー解説:小型モニターとして開発されたスピーカーシステム。 U
低域には30cmコーン型ウーファー、中域には13cmコーン型スコーカー、 U
高域にはダイレクトラジエーターLE20-1を搭載。 U
「 各ユニットともエッジワイズ巻きボイスコイル 」、強力マグネット、精密ギャップなどのJBL技術を投入。 U
エンクロージャーは厚さ19mmの一枚板を使用しており、ロックマイヤー接合方法によって堅牢に作られています。 U |
方式 |
3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式 |
使用ユニット |
高域用:3.6cmコーン型(LE20-1)
中域用:13cmコーン型 (2105)
低域用:30cmコーン型 (2212) オールアルニコ |
再生周波数帯域 |
30Hz〜15000Hz |
インピーダンス |
8Ω |
出力音圧 |
91dB/W/m |
クロスオーバー周波数 |
1.5kHz、7kHz |
外形寸法 |
幅364×高さ600×奥行300mm 約L |
重量 |
1台23kg |
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