●今回は4312A改をご紹介します。 U |
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●元の4312A
最初はレストアのみおこなうつもりでしたが、
音を追求するあまり、
どんどんカスタムが進んでいきました。
内容が濃くなったのでUPします。 |
●ユニットのレストア及び箱の再仕上げが完成
↑と違う色に見えますが同じ色です。
グレーは白と同様、難しいマットな色で、薄くしたり濃くしたりは簡単ですが、高級感が中々出ません。
そこである色を混ぜることにより、見た目の高級感がだいぶ出るようになりました。
それはマジョーラまではいきませんが、太陽光や蛍光灯の光加減で見え方が微妙に変わってきます。
撮影時は蛍光灯のライトを強くあててるので、やや青白く写ってますが、太陽光だとやや黄味がかって見える。
そんな演出が高級感を生みだしております。
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●ユニット
ウーファー 2213H
スコーカー 104H-3
ツィーター 035Ti → LE25に変更
数が比較的多い LE25-2 ではなく希少な LE25です。
全てのユニットは、まれにみる極上品。 |
●サビを取り、フレームやマグネットを全てコーティング
一番の問題であるサビの発生も防げるので、
20年はこのレスポンスを維持するはずです。 |
●最初はネットワークもノーマルのままにしようと思ってましたが、やはりこの音を聴いてしまうとチューンしたくなってしまいます。
費用はかかりますが、音を聴けば十分納得。
ノーマルのままだと後悔も残りますしね。
コンデンサはオールJantzen Audio
銅箔で覆い、ノイズを完璧にシャットアウトします。 |
●こちらが完成したフルチューンネットワーク
その他、アッテネーターの交換
配線は約8メートルほどの物量投資。
LE25はだいたい6kHzくらいでカットされてますが、
コーンツィーターの厚い音、能力を発揮すべく
約5kHz弱ほどに変更、少し引き下げました。
コイルは・・・続く |
●そしてウーファーは
2mmの純銅単線を採用しました。
至高の4311で培われた最強の組み合わせです。 |
●最後にユニットを取り付け |
● 祝!完成! |
●我ながら素晴らしい組み合わせにたどり着きました。 |
●ターミナルは小型透明タイプ
箱からはみ出ることもなく
精度もまぁまぁなのでよく使ってます。
チューンデッド バイ ヴァリアスクラフト
ツキ板に印刷してます。 |
●JBLマークは片面のみ印刷
内側と外側、好きなほうにマークを向けられます。
下地が凸凹なので、多少はみ出した部分は手書きで修正しました。
グレー箱に黒ロゴ、実物もかっこいいですよ。 |
●左は純正の黒で右は濃紺(カスタムネット)
元は黒ですが、紺もしぶいですね。
カスタムネットは純正より5mm短く
プレートに合わせて作ってあるので、
コントローラーが下の場合は操作しやすいです。 |
●一部の隙もない
4312A改の完成です。 |
●JBLのユニットは少しずつ進化し改良が加えられています。
簡単に説明すると(フェライトのみ)
・4311〜4312まで
ウーファー(2213H) → 厚い音
スコーカー(LE5-10)→ 厚い音
ツィーター(LE25-2) → 厚い音
なのでソースによっては声がうるさく聞こえる場合があります。 U
・4312A〜4312MKIIまで(D、Eもほぼ同じ傾向) U
ウーファー(2213H) → 厚い音
スコーカー(104H-3)→ 薄い音
ツィーター(035Ti) → 薄い音
どんなソースもマイルドで聞きやすくなったが、メリハリが多少なくなりました。 U
・今回の4312A改は
ウーファー(2213H) → 厚い音
スコーカー(104H-3)→ 薄い音
ツィーター(LE25) → 厚い音
を試した結果、「 なんとすばらしいバランスか! 」と思える声質を得られました。 U
そこでそのユニットに合わせ、ネットワークも改良したしだいです。
元々4312A〜は純正ネットワークにコイルが装着されてますが U
それはTWを○○するものであり、厚い音を奏でられる「 LE25には必要ありません 」 U
ではなぜコイルを使ってるの? U
それは○○を○○するものなんです(すみません(^^; U
説明になってませんね(^^; U
てきとうにコンデンサーを交換したり、周波数特性だけを見つめていても音は良くなりません。 U
実験・比較視聴の繰り返しでできた「 本物の音 」は簡単ではないので、 U
企業秘密ということにしてやってください。 U
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そんなところで4312A改のレビューに入ります。 まずは一言
「 リアルだなー 」
431シリーズは多種にわたり聴いてきましたが、
「 ハッ!とさせられるほどの声質 」は、チューンドの賜物です。 U
20年以上経ったスピーカーがレストアする事でこんな音が出るとは、 U
ほんと不思議ですよね。 U
それとモニター通はやはりこのひっくり返った姿ですよね。 U
他には無い見た目に加え、好みもありそうしました。 U
最後に。
JBLプロフェッショナルシリーズは U
まさにモニターの真髄と言ったところでしょうか。 U
音楽性豊かなスピーカーとは一味違う音色ですが U
JBLにしか出せない音が431シリーズにはあります。 U
もちろんオールアルニコを使った「 至高の4311 」は別格の音色を奏でますが、 U
本来のポテンシャルを引き出すにはただ事ではありません。 U
今回の4312A改と同じ物をご自身で作るために、まずはパーツ集めを考えてみてください。 U
いったいいくらかかるのかが想像できるかと思います。 U
それ+レストアやチューニング、塗装費用を考えると格安です。 U
だからこの組み合わせは「 唯一無二 」、最初で最後の存在になりそうです。 U
4312A改、超高解像度・フルスペックモニター U
人を魅了してやまないスピーカーが、また一つ誕生しました。 U
次回、未紹介の素晴らしいスピーカーまだまだ沢山あります! U
どれが出てくるかは、お楽しみに♪ U
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JBL 4312Akai-GY 1986年 |
●メーカー解説: |
方式 |
3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式 |
使用ユニット |
高域用:ドーム型035Ti → 3.6cmコーン型LE25に変更
中域用:13cmコーン型 104H-3
低域用:30cmコーン型 2213H |
再生周波数帯域 |
45Hz〜15000Hz |
インピーダンス |
8Ω |
出力音圧 |
93dB/W/m |
クロスオーバー周波数 |
1.1KHz 、6kHz → 5kHzに変更 |
外形寸法 |
幅362×高さ597×奥行298mm 約L |
重量 |
20kg |
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