●そしてようやく 祝完成!

いつもは2、3部艶に仕上げてますが、今回はもう少し高級感を出した半艶仕上げです。
手間はかかりますが、ほんのりした艶で良い雰囲気になりました。
●プレートも磨きました。
今回知ったのだが、こちらはプラスチックベースの上に金属プレートだが、プラスチックベースが無く金属プレートが直のものもありました。
発売時期の違いですかね。

ターミナルはぴかぴかに。
ベースは補強したので大丈夫だと思うが、強引に押さないようにしたいです。

VKチューンの証、ツキ板バージョンも貼りました。
●貴重な取扱説明書が付いてます。
 (全英文)

最初はカタログかと思ったが、取説でした。
ページ数は多くないのでお見せしたいのですが、今回はオーナー様専用とさせてください。
●JBLはYoutubeで多くUPされてるので、私も撮ってみることに。

環境は
PC(win7)→サウンドカード→デジタルアンプ(5千円位)→普通のスピーカーケーブル
→スピーカーという、ありふれたものです。

ソースは圧縮したMP3なので、音質ははっきり言ってCDより数段落ちます。特に高域のキラキラ感が少ないです。

録音は少し前のデジカメ(ステレオ)

あとはこの作業場(8畳)が狭い。というか周りがスピーカーだらけで埋まっているもので。
それとこだわりではないが、分厚いカーテンの3重仕様。部屋の壁にはスーツやらコート、革ジャンなどが大量にかかってる。
普通の部屋より、若干吸音効果が出てるかもしれません。そんな感じですが、参考程度に聴いてみてください。
まずはオリジナルドラムス。
5、6年前に小型〜中型2way用に作ったソースです。
大型3wayだと低域が出すぎるのでBASSを0時から10分ほど絞った10時位置にしました。

あとはデジカメのサーノイズが意外に大きい、近所の工事の重低音や、たまに車の音なんかも入っちゃってます。
実際のフィーリングはアタック感がリアルに聞こえます。
●Lady Gaga(レディー・ガガ)
2009年に発売されたアルバム
The Fame Monster  Deluxe Editionから
Brown Eyes

明瞭なボーカル、切れのいい低域など、大型3wayにとって反則級のソースです。
ガガの声が新鮮なのも聴き所。
●同じアルバムから
Beautiful, Dirty, Rich

天才ですね。
●完成後エージーングは少々で早速音出し、↑ってな感じです。 
古いJAZZの女性ボーカルなんかも載せたかったのですが、デジカメだとなんか 
こもって聞こえてくるので、明瞭な洋楽にしました。 
JBLでよく言われる、乾いた感じ、弾むフィーリングはデジカメでも感じとれそうですね。 

メンテ前に軽く音出しインプレ、その時の一言 
 「 2213(ウーファー)いいな 」 

 まず感じたのはウーファーの反応・レスポンスが良い事。 
JBLのスピーカーはウーファーが重要であり、この音がJBLの音だと感じさせます。 
ただし音量を上げていくとブレが感じたので、エッジを入念にメンテしました。 

次にダメな点 
完璧にLE5-2(スコーカー) 
ダイヤトーンばりのカチカチエッジで、最初はツィーターのような音しか出ませんでした。 
元々MIDというよりツィーターに近い位置付け(ネットワークのセッティング)なので 
コーンの動きも少なく、年数経過により固まっていったと思われます。 
メンテ後は動画にあるように、若干だが厚みが出るようになり、ボーカルがより鮮明になりました。 

最初の時点、ノーメンテでの印象は 
ウーファー8、MIDスコーカー1、ツィーター1というバランスでした。 
それをウーファー6.5、MIDスコーカー2、ツィーター1.5というバランスまでもっていくことがメンテの課題でした。 
最初の音出し時、まずは一言で 
 「 これ大型2way、もしくはフルレンジ+ツィーターだな 」とも書きたくなったほどです。 
今回は特にエッジに重点をおきメンテしたので、ユニットが活き活きと鳴るようになりました。 


最後に。  
良く言うと、どんな曲でもノリノリになれるスピーカー。 
悪く言うとのっぺりしてる、解像度が悪い、雑っぽいってところでしょうか。 

 ただし音を聴いて楽しくなる、癒されるというのが音楽の目的ですから、 
そういう意味でJBLは合致してる気がします。だからこそ今でも人気メーカーに君臨してるのでしょう。 
もし4311に完全なネットワークを入れれば、それはそれでいい音のスピーカーに変わると思う。 
だが不思議とこの味、JBL風味は、JBLでしか出せない、そんな個性の強いスピーカーです。 
まだまだ数多くあるJBL、もっと経験値が必要だと思いました。 

 今回のフルメンテナンス4311はいかがでしたか。 
はまる人が多いのもうなずけるJBLですが、実は私が一番はまってるのかもしれませんね。 
次回もJBLといきたいところでしたが、リクエストが多かったYAMAHAのあれを復活させます。お楽しみに♪ 

JBL4311WX-A   初代4311-1973年〜 2nd1976年〜 3rd1979年〜 1982年〜4312にモデルチェンジ
メーカー解説:録音スタジオや編集室、調整室などでのモニターや屋外録音用として開発されたスピーカーシステム。
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式
使用ユニット 高域用:3.6cmコーン型(LE25)フェライト。アルニコは4310のLE20-1のみ。 
中域用:13cmコーン型(LE5-2)アルニコ、これ以降はフェライトになる。
低域用:30cmコーン型(2213)アルニコ、これ以降はフェライト(H付き)になる。
再生周波数帯域 45Hz〜15000Hz
インピーダンス
出力音圧 91dB/W/m
クロスオーバー周波数 1.5KHz、6KHz
外形寸法 幅362×高さ597×奥行298mm 
重量 19kg(1台)


他では買えない効くサプリが豊富

 


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