●完成!

凄くかっこいい!
いいできですね。
●ツキ板の木目もきちんと考えて貼られている。このあたりは粋ですね。
●外装を丁寧に仕上げたので、サイズを超えたいい雰囲気が出るようになりました。
●ユニットの状態が良く綺麗なので一見新品に見えるほど。
●個人的にはひっくり返したほうが好み。
何かどっしりした安定感が増し、音が良さそうな雰囲気に感じます。
●私が仕上げたスピーカーの全てには、傷防止のため底にフェルトやウレタンスポンジなどを貼ります。
●ですがひっくり返して使う(使いたい)という事も考慮し、それは貼らずに底面も丁寧に仕上げました。
ほぼ無傷で綺麗に飾れます。
●底がほとんど無傷なのはこれ。
このスピーカーはブラケットに装着されて使われていたからなんです。

通常ブラケットは上(下)の装着が多いが、これは裏側に装着します。
だから壁に付けると、ご覧のよう浮いて見えるようにもできそう。

こんなのが浮いてたら洒落てますね。
ケーブルも何とかしたくなります。
●で問題?のコントローラー。
このような装置がある場合、通常はニュートラル(0)で使うことも多いと思う。
4312Mでボーカルを綺麗に聴きたい場合、
←のようにすれば多少良くなります。

HIGHとMID,逆なんじゃないの?と思えるほどHIGHは下まで出てる。
だが根本的な解決にならず。
4312Mは雰囲気を楽しむものと割り切ったほうがいいかもしれません。
●さて、完成後エージーングもぼちぼちに早速音だし
まずは一言 
 「
ちょっと雑というか、薄っぺらい、ボーカルはまぁまぁ

 簡単に言うと、10cmフルレンジ+ツィーターx2 的な音質。

 まずユニットがこなれてない、パフォーマンスが完全に発揮されていないように感じた。 
ウファーだけでも、もう少し低域・パワーがあれば、全体の完成度もかなり高くなると思う。 

 だが一番の問題点は「
ネットワーク 」にある。 
せっかくの3wayなので、ネットワークできちんと割り振れば、格段に良くなるはず。 
これがもしロジャースのLS3/5aのような状態なら、もっと奥行きが出て、解像度の高い 
マニアでも納得できる音質を堪能できるでしょう。 
そこを比べるのはかわいそうかとも思うが、せっかく良い作りのウーファーやスコーカーを積んでたので 
そのあたりが残念でなりません。 

最後に。
 JBLファンじゃなくとも、惚れ惚れする外装に魅了され購入する方も多いだろう。 
質感や見た目のこだわりは十分なほど感じられた。だが音質がそれに見合ってないのが残念です。 
もし倍の値段なら、ネットワークが完全なスペシャルモデルも作れると思うが、購入者は減る? 
ネットワークと一口に言っても、部品代はもちろん開発費や時間も莫大にかかってくる。 
だからそこを簡素にしコストを抑えるのも商売であり、難しいところでもあります。 

 機会があればスペシャルモデル(ネットワークの完全モデル)を作ってみたいが 
完全なオーダー品になりそうなので、おいおい考えていきたいと思います。 
こちらの後継モデル、MUはウーファーとスコーカーのセンターキャップが若干大きくなっており、 
私が感じた問題点は改善してるように感じたが、いずれまたインプレしましょう。 

 なにはともあれ、見た目も作りもこだわりが大いに感じらるれスピーカーでした。 
あとはがっつり使い、馴染んでくるのに期待しましょう。 

 4312M、参考になったでしょうか。ちょっと言い回しが解りずらかったですかね。
次回、4306は4305と4307と比較したいので、4312か4311になると思う。お楽しみに♪

JBL 4312M 1999年〜 ¥64,000円(ペア)
メーカー解説:4312シリーズのスタイルや外観のままでデスクトップ用にダウンサイジングした3ウェイスピーカーシステム。
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式
使用ユニット 高域用:1.9cmドーム型 ・中域用:5cmコーン型 ・低域用:13cmコーン型
再生周波数帯域 60Hz〜40000Hz
インピーダンス
出力音圧 89dB/W/m
クロスオーバー周波数 5KHz、10KHz
外形寸法 幅181×高さ300×奥行180mm 
重量 4kg


 


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