●ストックしているスピーカーが多すぎて、何があるかわからない常態にまでおちいってますが、
開ける楽しみでもあります。
いつ買ったのか?すら覚えていないこのD-1R。名前の響きが好きです、R。
さっそく、メンテナンスしたいと思います。まずはエッジですね。
長いので、2ページにしました。 手間の分だけ写真が多い(笑
ONKYO D-1R 1984年 1台 29800円 |
●メーカー解説: |
方式 |
3ウェイ3スピーカー・エアサスペンション方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット |
・ 低域用:21.5cm コーン型
・ 高域用:2.5 cm ソフトドーム型
・超高域用:2.0 cm ソフトドーム型 |
再生周波数帯域 |
45Hz〜30000Hz |
インピーダンス |
6Ω |
出力音圧 |
91dB/W/m |
クロスオーバー周波数 |
1.5KHz、10KHz |
外形寸法 |
幅235×高さ400×奥行243mm |
重量 |
7kg |
|
|
|
|
●84年、もうバブルに入っていたのですかね?
私は、このあたりのスピーカーに懐かしさは感じませんので、何か新鮮な面構えに見えます。 |
|
|
|
●ユニットのネジは六角ボルトで、箱に直打ち。 ウーハーだけ+ネジで、カバーはプラ製でした。 |
|
|
|
●内部。箱の素材はバーチクルボード、ネットワークも含めいたって普通。
吸音材は少なめですね。 |
|
|
|
●アッテネーター。この時代のスピーカーはこれが付いてる物が多いんですかね?
私はあまり必要性を感じません。
右、粉吹いてます。これじゃ-まともに通電しませんよね。 バラしてクリーニングします。 |
|
|
|
●スーパーTW(ツイーター)。ドームなのでSTWというよりは、ただのTW音でした。 |
|
|
|
●TW。写真で見ると大きさがつかめませんよね。 上のSTW、デカール文字の大きさが同じです。
ソフトドームのわりには、硬めの音質でした。 |
|
|
|
●ウーハー。マグネットは小さめ。全てのユニットに言える事だが、密閉なのにサビは無く、コンディションは良いほうでした。
早い時期にエッジが逝ってしまったのか? |
|
|
|
●エッジの張替え完了。 このウーハー、裸で聴くとすごくいいです! だが箱に入れたら・・・ |
|
|
|
●ネットワーク。見た目は普通。 カタログのクロス値はTWが1.5KHz、STWが10KHz。
実測はTWがおよそ1.6KHz(12dB/oct)、STWが9KHz(6dB/oct)。ウーハーは700Hz(12dB/oct)。
TWは複雑にしてますね。15uF+15uF,7.5uF+0.68uF,1.5uF ってな具合です。 |
|
|
|
●抵抗など外して能率を合わせたり、ジャンパーで音質を調整します。
ちなみに外した抵抗(ウーハー)は、コンデンサーに直列でしたので、能率用では無く
インピーダンス補正てきなつなぎ方です。 ウーハーに癖は少ないが、TWとのマッチングが悪い気がします。 |
|
|
|
●ネットワークをいじり、こんな感じでテストするわけですが・・・。
教訓、密閉の場合写真のようにねかせると、すごい低音がでます。だから後のセッティングを変えるはめになりました。 |
|
|
|
●さて、エンクロージュアを少し改造します。
まずはターミナルを違うものに変えるので、元穴(ターミナル)の蓋を作ります。 最初にドリルで穴あけ。 |
|
|
|
●次にジグソーでカット。 ターミナルカバーを付け、具合を確認します。 |
|
|
|
●これは、元穴用の蓋。 素材はMDF。 角の処理をします。 |
|
|
|
●元穴に合わせルーターで彫りこみ。 取り付けは爪付きナットを使います。 |
|
|
|
●ネジ穴の回りはルーターで彫りこみ。 ワッシャーをエポキシで接着。
バーチもそうだが、MDFも中が柔らかい。だから5mm彫っても、さらに5mmくらいめりこんでしまいます。
それの対策でこんな感じにします。 |
|
|
|
●ネジ穴は5.5mmだが、爪付きの穴は6.5mm。
ハンマーで爪を打ち込むわけだが、箱の中では打ちにくい。 |
|
|
|
●こんな感じになります。 右はついでに作ったポート。 |
|
|
|
●削って塗装。 未塗装部は接着面。 |
|
|
|
●ポートを接着、元のネジ穴を埋めます。 蓋も塗装、白っぽい部分は、ブチルとクラフト紙を貼りました。 |
|
|
|
●背面を塗装。 ネジ穴をあけ完成。 何かただならぬ雰囲気があります。 |
|
|
|
●エンクロージュアの補修に入ります。 右はフラッシュ、左もけっこう光をあてて撮影してますが、黒っぽく見えますね。
元は薄くクリアー吹いてあるので、反射もあり、普段パッと見は黒に見えるほどです。
傷は少ないが、ネジ穴が開いてました。 |
|
|
|
●ネジ穴。 けっこう深い。 |
|
●ネジ穴の補修には爪楊枝が最適です。 |
|
|
|
●カットし |
|
●回りの凸もカット。 |
|
|
|
●埋めて |
|
●軽く塗装。 |
|
|
|
●ペーパーをかけ |
|
●蜜蝋WAXで仕上げ。 |
|
|
|
●完成。 |
|
●底にコルクシートを貼りました。 NEXTへ |