Victor SX-V1-M 1995年 \150,000(2台1組)
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁型(EIAJ)
ユニット 低域用:14.5cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型
インピーダンス  ●定格入力 30W 最大入力 120W ●出力音圧レベル 87dB/W/m
周波数特性 55Hz〜30000Hz ●クロスオーバー周波数 4000Hz
外形寸法 幅200×高さ343×奥行263mm  重量 8.0kg
●ビクターのSX-V1。でましたねぇ〜高級機。外製だったら0が一個多いような値段でしょう。
それだけの作りでした。じっくりご覧あれ。
●無垢のマホガニーを使ったエンクロージュア。ステキですねぇ〜。実はこれターミナルが折れてます(T_T)
ずっと放置してあり、ボチボチ直してやることにしました。ただ放置SPは、あと3〜40台ありますが(;´Д`A ```
●メンテ泣かしのビクター。これも困難だった為、手引書を取り寄せました。これで一安心。 ●おぉ!WFのマグネットがでかい!アルニコです!フロントバッフルにユニットが連結されてました。
●フロントバッフルを外したとき、異常な重さがあり、ユニットがでかいからか?と思ったが実はこのバッフルの重さも加わわってました。真鍮製。コルクシートの模様?はなんだ?と思い、剥がしてみてビックリヽ(*'0'*)ツ ワァオォ!! 
音像の一元化という狙いがあるようで、まさに高剛性。
エンクとの連結には、サンドイッチ状態で10箇所もネジ止めされていました!
●エンクロージュア内部。無垢のマホガニーという事が解ります。積層?何か樹脂のようなものが塗ってあります。ところどころバーチクルボードが使われており、振動対策かな?ダブルダクト。吸音材は目の粗い綿のような感じ。底にフエルトがひいてあります。底部にフエルト、ビクターはお決まりかな。
●な、なんですかっこのコイル!まるで手作りで作ったかのような感じですΣ(゚д゚;) ヌオォ!?  
コンデンサは普通の小さめフィルムで、クロス12dB落とし。線材も普通かな?少し硬めのものだが、ちと残念。
に、してもこのアルニコ、でかいというか、長〜い。実物見ると大迫力!
●o(@.@)o ナンジャコリャ!!  これがスパイダーサスペンション!右写真の普通のダンパーと比べると一目瞭然!
こんなダンパー初めてみました。すばらしい!素材は何でできてるんでしょう?ボイスコイルの長さも気になります。
小振幅から大振幅まで高いリニアリティとロングストローク・レスポンスを実現しています。との事。
●で、問題のターミナルを交換します。こういうスピーカーなんで、純銅24金メッキ、ちと小ぶりだがグレードの高いターミナルを装着してやりました。線材は純正をそのまま使います。
●鏡面塗装されたフロントバッフル。超極細コンパウンドで磨いてやります。ピッカピカ。
●実はこのバッフル、脱着するにはロングドライバー(23cmほど)が必要となります。100円ショップで買った15cmものを「 ニコイチ 」にします。グラインダーでカットし、バーナーでロウ付けしました。これにしか使わないと思うので。
ちなみにホームセンターでは25cmものが700円位だったかな?
●エンクロージュア底部。金属製スパイクが3点留めで装着されてます。まさにハイエンドですね。
でかい方は長さ5cmもありました。真ん中の穴は台と連結用でナットが埋め込んであります。これがあったという事で、台を自作してみました。知らずに引きずると、床が傷だらけになりますよー( ̄Д ̄;;
●純正台の写真を見て、似た感じで作ってみました。3点留め、中央のビスで本体を固定します。
フロントバッフルより出た振動をスパイクに流し、さらにそのまま支柱に流す。純正通りの構造です。
特に質感には、こだわって作りました。
●完成!
で早速音出し。えっ?おっ?おぉぉ!!!すばらしい音質(好み)です!
傾向としては、私が自作したWV-00にそっくりです(^^; 私のWV-00もクロス4K。
B&W・705も似た傾向です。805は乾いた感じ。そのうちバラします。

インプレですが、まず一言「
貴賓 」がある。
上品で、ほどよい「
厚み 」のある中低域。特筆すべき点は、音の「 分解能力 」の高さ。
音がまったく「
ダンゴ 」にならず、次々と飛び出してきます。浮き出すボーカルには「 ハッ 」とさせられました。
けっこう量感のある低域。なにがいいかって、バスレフとは思えない鋭い「
キレ 」の良さ。気持ちいい!
この中・低域は、アルニコ&コーンの恩恵を受けたユニットの力が強いと思われる。
クルトミューラー社製のコーンって、タンノイも使ってますよね?今回は台も一役かってるのかな?

このスピーカーを自作したと言って、「
ステレオ誌コンテスト 」に持ち込んだらどうなる?
きっと、これじゃ「
ダメ 」だっ、とダメだし喰らいそうw

外製ハイエンドはあまり所有しておらず、お目にかからないが、以前バラした数点は感動の欠片も無かった。
OOO万単位のスピーカーバラしてみたいですねw
あと、このSX-V1には後釜のXもあるようだがどうなんだろっ?1000ZXやモニ500Xでの後釜経験はイマイチだったがw
DENON SC-E757を早く聴かなければ。。。DENONは今の所、E535が別格。
バラしの段階で「
驚かされた 」数々、で、出てきた音はハイエンド。菅野沖彦さんも絶賛したSX-V1。
これはもう、御自身の耳で体感するしかありませんね。「
ビクターさん、また作ってください!
自作台は「 こちら

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