●Victor SX-V1-Mを本腰を入れてメンテしてみると、3点支持のスパイクが気になってきた。
このスパイクを生かすには、やはり「 専用台 」が必要。
って事で作ってみました。上品な質感にはこだわりたいですね。なので塗装に1ヶ月以上かかりました(>▽<;;
●ホームセンターで購入した2×4SPF材。長所はなんといっても安い!木目が綺麗、もちろん無垢。 短所は柔らかい、微妙に反ってる所など。厚み約4cm
チョットした台やラックを作る時、大活躍する木材です。
●カットします。
●純正風にしてみました。
32φの穴をあけ、ペーパーがけ。
●元々角に小さいRがついてるので、2枚張り合わせるさいには、そこを1cmほどカットしておきます。サイドをMDFで補強。微妙な歪みをカンナで修正します。
●「 ここが一番大事! 」 私のHPで何度も書いてますが、「 美しい仕上げ 」の為には「 下地処理 」が
必要不可欠。どんな物でも塗装のよしあしは、下地でほぼ決まります。
ペーパかけて、たとえどんなに「
ツルツル 」でも、木材は水分含む事により膨張します。塗料で調整するのではなく、下地の段階で調整しましょう!プロがやる鏡面仕上げのような塗りつぶしでも、下地を気にします。
左右の矢印と真ん中の矢印、色差がありますよね。これが塗料だったら大変!削ってやり直し、どうしようもありません。木目に沿って濃い薄いの濃淡はカッコイイが、部分的に黒くなるのはカッコ悪くありませんか?
●乾燥中。 ●これ、柔らかい木材なんで、とのこ塗っただけでこんな凸凹表面になってしまいます。無垢は特に。
●しっかりペーパーがけ。2度繰り返します。
特にMDFの断面部を塗装するさい、これをやれば表面との色差が少なく、落ち着きます。
●例えば塗装しない場合、こんな物を使えば、も〜う表面がツルツル光沢状態になります。ですがそれでも下地処理は必要。
●SPF材は杉や米松のような、ハッキリしたブシがある。ほとんどは丸で、ポロっと取れてしまう事もあります(T△T)
ここは裏側で見えない所だが、きちんと処理してやりましょう。私は味のある、節目模様は好きですが(^^;
●削って出たカスにボンドを混ぜた物で埋めていきます。 ●硬化後、ペーパーがけして完了。塗装しても自然な仕上がりになります。
●1発目は、布を使い慣らしで塗ります。下地の処理で違いがハッキリしてますね。木目を生かすには油性塗料を使うのがベスト。 ●2回塗って、軽くペーパーがけの繰り返し。
●1発塗り。 ●3発目。この位の色目で、木目が生き生きし綺麗ですね。
●ただSX-V1は色目が深い(濃い)ので、色合わせが大変。 ●木目に沿って、ドライブラシをかけてます。
●いかがでしょうか?こんなもんでいいでしょう。
油性ステイン・マホガニー3発塗り → 水性ステインマホガニー4発水性ステイン・オールナット2発
水性ステイン・マホガニー調合色2発完成。40日かかりました。
途中でオールナットダークオークのような濃い物を薄く塗ってやるのがポイント。深みがでます。
完全に乾いてからペーパーがけする事も大事。
●組み立てて完成!ほんとうはエアブラシでやるつもりだったが、どうもコンプレッサーの調子が悪い。
新しいの買えばいいのに、メンドウな筆塗りでやりました。木目を生かしながらの厚塗りは大変だぁ(;´Д`A ```
●純正台は木目の流れが縦なんですよ。ただスピーカーの天板が横なので、台のベース部分は横にしてみました。
スピーカーを乗せた時生まれる、一体感が狙い。
●台の3点支持部分、ボルトを埋め込んでます。これにより、スピーカースパイクから伝わる振動が、直で支柱へと流れます。メーカーはよく考えてますね♪
●自然光での撮影。何日か置き、最終で蜜蝋ワックス使います。これで5分艶ほどになり、シックで上品な仕上がりになります。クリアーでこの感じ、特に感触の良い手触りまでだすのは、無理というか難しいです。
角は結構Rつけたんだけど、もっとつけなきゃ丸っこくは見えないかな?サイドMDFはアクセントで濃くしました。
支柱がずいぶん後寄りですが、このスピーカー、加重がほとんど前なのでこれで安定します。
SX-V1だから作った台。これからは台にも本腰入れていこうかな?
低域の「
キレ 」が抜群のSX-V1。この台も一役かってるかな〜ヽ(*^^*)ノ

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