●今回は以前製作したスーパーMKU(グレー)のブルーバージョンのご紹介です。
何がスーパーかというと、主にハイレゾに対応したツィーターへの換装になりまして、
ハイレゾとはCD音質を超えた音源のことで、つまり情報量の多いデータをそのまま
出力できるスピーカーにしたいという目的です。
綺麗な音=高域が綺麗
というのが人が感じやすい音域になり、そのためにはより高域をカバーできる
ツィーターが必要となるわけです。ただしスペックだけで良し悪しを語れないのが
スピーカーであり、実際どれだけ心地良くなるかが勝負の分かれ目になりそうです。
 U
●こちらが今回換装するツィーター、型番は054AlMg。振動板にマグネシウムが採用されたもので、4312SEに搭載されているモデルです。業者のみ購入でき、1個約1万3千円くらいだったかな。透明感がありさわやかで良く伸びる音質です。
●054AlMgをMKUに搭載するには若干の加工が必要になります。それと箱に掘り込まれた穴のサイズの方が若干大きいので、その辺も工夫が必要になってきます。
●こちらはスピーカーガスケットでエッジの外側を押さえる役割の物です。通常はスポンジが多いのですが、こちらはコルク製です。2213・30cmウーハー用ですが、←のよう、現在どこの業者様でもコルクに見えない青色の品しかなく、装着すると色が変ですごくかっこ悪いです。ぜんぜん違うでしょ。なので塗装によりコルク風味を出してみましたが、完全なコルクの風味ま出ませんでした。ただ装着したときの違和感はないので、これで良しとしましょう。他に38cm用を加工して使ったりもしています。
●フロントバッフルの塗装が完了しました。こちらヴィンテージブルーよりも若干明るめの色で、某高級店様のオリジナル色に寄せた青になります。
●木目も完璧に仕上がりました。
●ウーハーもスコーカーもしっかりオーバーホールしました。最後にユニットを取り付け
●祝!完成!

かっこいい〜
●薄色の木目にしてバッフルに合わせてみました。
●この青も素敵ですね。
●ハイレゾ対応、スーパーMKUの完成です!
ツィーターの換装とネットワークチューンのみの変更ですが、
それだけでもキャラクターが変わるくらい音質になります。
とくに高域の透明感、さらさら感、そしてワイド感がUPし、
シンバルなどのより繊細な音や空気が感じやすくなりました。
見た目もかっこいいし、一回りグレードが上がったのは間違い
ないです。ありそうで見ないカスタムですよね。
まさにスーパーMKUの名に恥じないスピーカーになりました。

もう少し詳しいインプレは以前のMKU「 こちら 」をご覧ください。

次回。
4311の天地反転、シンメトリーカスタムのご紹介です。お楽しみ♪

JBL 4312MKII 2000年頃〜 1台¥100,000円
メーカー解説:
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式
使用ユニット 高域用:2.5cmドーム型
(052Ti→
054AlMg マグネシウムTWに変更(ハイレゾ対応)
中域用:13cmコーン型 (104H-3)
低域用:30cmコーン型 (2213H)
再生周波数帯域 45Hz〜22000Hz
インピーダンス
出力音圧 93dB/W/m
クロスオーバー周波数 2kHz、5kHz
外形寸法 幅362×高さ597×奥行298mm 約L
重量 20kg(1台)


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