●いよいよケーブルにとりかかります。CV-S5.5。2メートルほどでカットします。
●被膜を剥きます。 ●ケーブルをBOXに挿入。
●挿入したケーブルを写真の位置で止め、矢印部分にマジックで印をつけておきます。 ●丸材にあけた穴はギリAのキツメ。ケーブルを引っ張り出します。
●芯線末端部分は写真のように処理します。 ●装着。
●ここも念を入れて、ホット、コールドはネジが回らないようハンダ付け。グラウンドは元々ネジ止めのみなので、プレートよりハンダ付け。これで外れません。 ●先ほどマジックで印を付けた辺りまで、セメダインを塗ります。矢印部分、端にはナイロンバンドを固定。ここも念。
●本体に木工用ボンドを塗ります。 ●ケーブルを引っ張り戻し、蓋を接着。蓋をネジ止めでもいいのですが、たぶん開ける事は無いと思うので完全密閉にしました。密閉したので要所A、しつこいほど入念に制作しました。
●一日後。コンセントにマスキングして、周りをサンダーがけします。
●BOXの周りも突き板を貼っていきます。ケーブル部分は貼りあわせではなく、写真のように先に穴をあけておきます。 ●穴に突き板を通します。
●アイロンで接着。ローラーでゴリA密着させます。 ●はみ出ている、余分な部分をカット。
●どんA貼っていきます。残りは側面と底。 ●側面は一応、長いまま貼っていきます。この突き板(メイプル)の場合、つなぎの目立つ木目も無いので部分的に貼ったほうがダンゼン楽でした。
●が、角がご覧のようになりました。この突き板は厚みがあるので、90度は厳しいようです。こんな難点があったなんて。突き板はぜんぶこんな感じ?メイプルだから?木目をうまく合わせれば、一面ずつ貼ったほうが綺麗に仕上がりそう。 ●貼り方終了。木目は目立ちませんが突き板仕上げです。
軽くサンダーがけしてやります。貼るのは難しくないが、角の処理が中々ねぇ。
●塗装します。せっかくの突き板なので、当初木目を生かすニスでいこうと思い、余ったつき板にクリアニスを試し塗り。が、この突き板の場合、木目がゼンA生きてこない。ガックシ。
うす色はチープな感じで好みじゃ無い為、ステインを塗ります。
ステインはオーク、マホガニーを調合。ブラックも少し使い、色を変化させ立体感を出してやります。
●塗っては削るの繰り返し。丹念に処理してやります。 ●工期3日。重さ同様に見た目も重厚にしたいので、15回ほど上塗りしています。オールド・クラシック・スタイルの出来上がり。
●塗装も完成した所で、ケーブルを処理してやります。まずケーブルにカーボンチューブを被せます。
次に熱収縮チューブで処理。写真の熱収縮チューブはスミB2。
40mm→13mmと驚異的な高圧縮。収縮後もソコAの柔軟性はあります。
収縮する前、合わせる部分に強力両面テープを張っておきます。
手持ちのスミFZが20φしか無かったので使ってみました。色が若干グレー。
●プラグ部分を処理します。プラグを装着する前、忘れずに熱収縮チューブを通しておきます。
チューブはスミFZ20φ。今回、2Pのゴムプラグを装着しました。概要は「 こちら
後から3Pプラグに変更する事も考慮し、BOX内部は3P結線してあります。
●完成!半艶仕上げ、重さ約3kg。見た目の大きさからは想像できなほどズッシリしています。
写真のように縦でも横でも、ゴッツイ、ケーブル付けても余裕です。見た目通り重厚に仕上がりました。
このサイズで2口とは贅沢?壁→アンプ、CDPという狙いです。
インプレですが、市販の一般的なタップと比べた場合、若干精細な音を拾ってくれている。余韻に余裕が出た、な感じです。3Pほどの変化は望めませんでしたが、何よりこの重厚感。目でも楽しませてくれます。
ゴージャスなハイエンド機器の横にドーンっと置きたいですね〜。ハイエンド機器持ってませんが(笑
●右写真の右側のBOXは一般的な大きさの物です。大きさの比較。
右のBOXは金属製。塩ビタイプは普通に売っていますが、金属製は中々売っていませんね。
次回このBOXを使って制作します。お楽しみに。
・サイズ:縦14cm横18cm高さ11cm 重さ3kg


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