●内部にグリーンカーボランダムなる物を充填します。トルマリンと竹炭でも入れようかなと考えていたのですが、せっかくなのでこれにしてみました。MJ無線と実験という雑誌で柴崎先生が絶賛していた、というのが決め手。効果はいかがなものか。
●先ほど貼ったブチルの上に撒いていきます。内側全体に薄く貼るよりも、底に1cmほどの厚みをもたせ充填する事にしました。そのほうがより効果的かな?と思い。200g使用。
●厚みがあり、このままじゃバラけてくるのでエポキシで固めます。写真のエポキシは、少し柔軟性のある2液混合タイプ。
●エポキシ樹脂。少し黄色味がかっています。 ●中心部分の透明で気泡があるものが硬化剤。
●1:1の割合。混ぜると乳白色に変わります。 ●エポキシの粘度が高いので、内部まで染み込みにくく、割り箸でつつきながら混ぜました。平らにならし、更に上からエポキシをかけました。これで粒が剥がれるという事は無いが、効果はどうなんでしょう。
●次はセメントです。水を加えるだけでOKのセメント。BOXを2重にしたのは、これを入れる為。 ●水を入れて混ぜます。写真のように、最初は少し柔らかめで作ります。
●マスキングします。
●ケーブルを通す為の丸材。この下の空洞にセメントをきれいに流し込みたいので、少し柔らかくしました。
右写真満タンにします。結構セメント使いました。900g位。使った水量は計っていなかったのですが、セメントと合わせ、推定1.3、4kgほどと思います。
制振にも一役かってくれると思いますが、一番はこの重み。ゴッツイ、ケーブル使ってもビクともしない重さが欲しかった。底に流すより、このように周り全体に流しておけば、縦置きでも横置きでもバランスが良く、自由自在です。
●セメントを乾かしている間に、BOX、上蓋部分を仕上げます。突き板はメイプル。厚みが0.5mmとちょっとしたベニヤ並みの本格突き板です。接着剤付きで、アイロンやドライヤーなど熱を加え溶かして接着させるタイプ。渋谷ハンズで突き板はよく目にしたが、使うのは今回初めて。写真じゃ木目が解りにくいと思いますが、実物も解り難い(汗笑  前ページのフォックを塗った丸材位、色の濃淡が無いと木目が綺麗に出ません。ネット購入は難点があります。
●説明書に、硬く絞ったタオルをあてながらアイロンがけすると縮みを防げるとの事でやってみました。
木が水分含んで凸凹になるので×。凸凹直そうと何回もアイロンがけしていたら、少しヒビが入ってしまった。ダメですね、タオルは使わず、直接アイロンがけしたほうがいいです。素材のせい?1cmほど余裕をもたせているので縮みは気にしない方がよろしいかと。右写真、一番木目が綺麗な所を正面にもってきましたがやはり薄い。はみ出してる部分、穴はカッターでカット。厚みがあるのでカットしにくい。
●さて、上蓋裏側にコンセントを接着します。ネジを使えば強度がでますが、何となく使いたくなかった。接着剤はスーパーX。強力なうえ柔軟性もあるスグレモノ。 ●ネジを使わない代わりに、ルーターで溝を彫り直し、矢印部分のようなMDFを接着します。木材どうしの接着は木工用ボンドが◎、よく吸い込んでくれ強度が出ます。
●念には念を入れて、エポキシで固めます。
もちろん通電しません。MDFは柔らかいので、ネジ止めより数段強度はでています。
●表側。コンセントを付けた後じゃ突き板貼り難いので、先に突き板貼りました。上蓋も接着してしまうので、もしコンセントが落ちたら大変ですよね。ここまでやれば安心できます。
●内部を塗装します。せっかくなので、ここは塗料に竹炭の粉を混ぜます。SPBOX内部もこれと同じ物を塗っています。 ●2度塗りし、少しだけ厚みを持たせてやります。
●乾燥後。表面がざらついているのが、わかりますか。右写真はUPです。
ポロAと崩れるような事はありません。
●が、念の為、更に上から塗料のみ塗っていきます。矢印が塗っている所。 ●上蓋、コンセント周りにも塗っていきます。
●2日後。セメントが乾きガチAになっています。少しひけてますね。これで内部処理は完成。とにかく重い! ●上蓋を合わせてみました。

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