パート 3
●スピーカーを修理・オーバーホールなど、おこなお店は少なく、興味津々じっくり見てみました。
右下の1000Mは、左が修理前で、右が修理後。
熱心に相談してる人がいて、写真を撮りながら話を盗み聞きした。
中年女性の店員?も、また一生懸命説明し返しているが、時折あやふやな言い回しで、知識不足が残念です。
客が値段を聞くと、その店員は何とも言いづらそうに・・・6万8千円と。
少し驚いたのか?急に客が黙りこんだので、私がつい「
それって1本の値段?それともペア? 」と聞くと
い、一本です 」との答えが返ってきた。
オーバーホール、ようは分解清掃のみで
6万8千円。それにエッジ交換をすると、プラス3万円
ペアで20万コース。ほぼセンモニの定価ですよね。
それとは別で、エンクロージュアの修理や、音が出ない場合は
別途相談になります。ペアで30〜40万円コースです。
センモニは年数が経ってる物も多く、まァそれなりかかるのは解りますが、少々お高くありませんか?
まァこういう仕事は、需要もすくないので、商売としてやる限り、これくらい取らないとやっていけないのかな?
私が商売人の立場なら、たぶん同じ考えで、安い金額じゃやってられん!と思うかもしれない。
それにしても、もう少し安くできるでしょ。ほぼ技術料ですからね。
●AD? ●AET
●ヒノ? PDAエンハンサーCDが置いてあります。●電源関係では有名でしょうか?CSE。ただしかなりの高額。
●ムンドルフ。TWでしょうか?
●アクセサリーで有名?なフォック。 こういうのは購入し、手元に届くまで分かりませんよね。
ある意味博打です。せっかくの機会なので、触ったり叩いたりしてきました。
液体?(ビン入り)のやつは、値段そのままで倍の量、もっと塗りやすくなるように改良して、と熱弁してきました。
●色遣いがとても素敵な真空管アンプです。
●俺はPAだっ!と無骨な雰囲気をかもし出すJBL。アムクロンとの組み合わせは、まさに夫婦。
●このボロンドームは!? まさにです!ウヒョォ-

近所にダイヤの視聴ROOMがあり、その部屋に入ると、完全吸音されていたのか?喋り声がまったく響かない。
壁や天井の全てには、なにやら凹凸した物が無数に貼られていた。
子供の頃の私は、そんな不思議な部屋に夢中になり、よく遊びに行っては、マイケルジャクソンを聴かせてもらいました。
そんな経験があるからか、私は大のダイヤトーンファンであり、マニアです。
一般的なスピーカーは生産中止になっているダイヤですが、細々と事業は続けているようです。
そんな私にとって、こんなブースがあるとはつゆ知れず、大興奮してしまいました。

さっそくブースにいる方に
ダイヤマニアだと熱弁。最近DS-55XLをメンテし、バランスのいいスピーカーだと言うと、
55XLね。私が設計しました 」との返事がっ!何〜〜〜ぃ。
他には
9ZA1A5DS-20000などなど、他複数携わったお方でして、興奮が絶頂をむかえましたw
ダイヤトーンのHPで、昨年「
ダイヤ復活!こうご期待 」を見た時、思わず面接に行こうかと思ったほどなんですょ!
などなど伝え、話がつきず、あっという間に時が経ってしまいました。

さて写真の部品、「
DS-MA1 」のものだが、「 このホーン綺麗ですね〜 」と私が言うと
これはホーンでは無く、ホーンの形をよそ覆ってるだけなんですょ 」の答えが。???
厳密に言うと、コンプレッションが効いていない、などなど専門用語が次々に飛んできました。
さすが設計者は言う事が違いますね。
大変勉強になりました。又会う事を約束に、DS-MA1の試聴にも行きます。

とにかく、MADE IN JAPANの名にかけて、本当の意味での
復活を果たして欲しいと願います。
●さてさて、クールダウンする間もなく、またまた異様な部屋へと入ってしまう。
この部屋入った瞬間「
なんじゃーこの大きさはっ! 」と誰もが圧巻されるでしょう。
部屋にはこのメーカーのみで、客足は異様に少ない。
私は身長
181cmですが、それと同等ほどある高さのスピーカー。加え白い巨大なホーンが付いてるとなると、
その異様さに驚くのも無理はないでしょう。横に並んで写真を撮ればよかたですね。
こういうのもまた、ショーの目玉?の一つ。普段では絶対にお目にかかれないスピーカーですね。
しばらくじろじろ見ていると、
太鼓の音を鳴らしてきた。
ほとんど人がいないので、恐る恐るスピーカーの目前に立ってみた。距離は約
30cm
おどるおどろしい重低音が飛び出すのかと思いきや・・・以外に軽い音で、逆に拍子抜けしました。

思わずこのサイズから、吹き飛ばされるくらいの
風圧を想像したが、それは皆無です。

●横には同じデザインで一周り小さい、子分のようなスピーカーが並べてある。
一周り小さいと言っても、一般的なトールボーイより大きいくらいかな?
それにしても、こちらもまた馬鹿が付くような太さのケーブルを使用している。
フォステクスで使用されているケーブルが、普通に見えるほど圧倒的に太いです。
とにかく、何もかもが
超怒級ですね。自分の部屋設置し、好きな音楽を聴いてみたいものだ。
●上・知名度が高いでしょうか?サエクです。すごいラインナップですね。
●中・電気ポットらしき物は何でしょうか?●アコリバ
●下・プレーヤー的な黒いもの、これも何でしょう? 解らずだらけでした。
●自作派には強〜い味方「 横浜ベイサイドネット 」商品がズラリと並んでます。
右のスピーカーは試作機だそうで、積層の雰囲気が素敵です。構造も凝っており、その積層部、
ワイヤーのようなもので宙吊り状態。それが最大の特徴だそうです。
音が上の天板にぶつかり、水平に出るのが狙いなのかな?珍しく、かつ斬新なデザインでした。
左写真、右上のほうに、
三角形の物が見えると思いますが、「ステレオ誌・準グランプリ」Hさんの作品!
の一部分が展示してありました。オーラサウンドの1インチを展示したい、と言う事で置いたそうです。
そこにはHさんおられ、話が弾みました。相変わらず元気そうで、楽しかったです。
●下・バンブーミニ、名前の如く竹を使ったエンクロージュア。ようやく決まったようですね。
違った雰囲気を楽しめる、2種類のフロントバッフルがありました。
シルバー色のほう、素材は聞かなかったが何かの金属製。おっ、重いです。 さらに
音質UPが狙えそうですね。
●引き続き横浜ベイサイドネットのブース。
右のTWは「
プラモキットU」に採用されてるもので、このように単品使いもできる物です。
値段を最優先してるのか?この手の物を使う人にとっては、もっと豪ジャスでもいいと思います。
この形で構造がリボン式。ドーム式に比べ、とても爽やかな音色を奏でます。
●ズラーっと並んだユニット達。そのほとんどは、デイトン製でした。
ダンパーが鮮やかな、黄色い物もありました。

左写真・右上、黒いドーム型TWのようなもの。「
でかいツイーターだなぁ〜 」と思ったら、
2インチのミッドレンジと書いてありました。
このミッド、ウーハーとの2way的な組み合わせにすれば、
見た人みんな「
でかいツイーターだなぁー 」「 音を聴いてみたい! 」と思いそうですw
それほど
インパクトがあり、作ってみたいと思うほどでした。
私はデイトンとハイブイのユニットを使い、自作する予定ですが、デイトンは意外と
オススメですよ。
値段も安いし、コクのある濃厚な音色には、きっと驚くはずです。
●茶色のトールボーイ、鳴っていましたが、話に夢中で、それどころではなかった。
●トラ目模様の派手なスピーカーです。タンノイ?の改造版でしょうか?ピンボケ(^^;
●遠くからでも異様な雰囲気を醸し出していた、真空管アンプ達。
その色に惹かれ、「
かっこいいぃ〜!と思うほどのピアノブラック。豪華勢揃いでした。
●リプラス●PS AUDIO●SUPER SPIKES?インシュレーターです。●ベルデン。ジミヘンがにくい演出c(>ω<)ゞ
●クリプトン。このカットモデル、よく見かけますよね。
●なにやら特殊構造らしい?ベース達。こういうのが目に付くと、持ったり、撫でたり、叩いたりと、
ついついいじってしまいますよね。 奥の立ってる3種は、ガラスが貼ってありました。

●ハァ-ハァ-。書き疲れしました。
総評
とにかく、見る物全てが
斬新で、超怒級な品ばかり。驚きと感動の連続でした。
出展者の中には、気取らず「
アットホーム 」で ひたしみやすい人も多く、そんな人とのふれ合いは、
時間を忘れるほどでした。
私を見て「
異常興奮者がいる 」と思った人もいるでしょうね。
それほど、私にとって
楽しいイベントでした。
ただ残念に思う事もあり、
超怒級な品々で、驚くような値段の機器。だから「
期待で胸が大きく膨らんだ 」だけに、
逆に
ガッカリした事も多々ありました。
見た目重視の私にとって、インパクトも大事ですが、やはりオーディオは音が命。
その、音からの「
感動があまり得られず 」残念ながら、体感する事が少なかったです。
あとは「
能書き 」が多い。まるで校長先生の長話を、延々と聞いているようでした。
しかも専門用語だらけなどで、理解に苦しむ事も多々ありました。
そんな中、何や自慢的な言い回しで、特殊合金・特殊構造・特殊素材・・・ペアで500万・・・
だから何? 」何を伝えたいのかが、さっぱりです。個人ならいいんですけどね。

高級車には「 見る喜び 」「 所有する喜び 」に加え、豊富な機能性が充実、それは
体感できる。
だからそれなりの金額でも「
納得 」できる。
こういうイベントに来る人が、どんなジャンルを好んでいるかは分からないが、全てのそれをふまえた上で
表現力 」をもっと解りやすく、感じさせて欲しかった

録音のいいもの、迫力ある低音の入ったソースを鳴らし、艶やかでしょ、すごぃ低音でしょ!って
何と比べて、すごいのか? 、とても幼稚に感じてしまうブースもあったほどです。

きっと、すばらしい音の出るスピーカーもあったでしょう。
きっとみなさん、一生懸命に考えぬき、頑張ってる事とは思いますが、
うまく伝わってこない、もどかしさも多々ありました。

子供の頃経験した、ダイヤトーン試聴室での音楽は、
音に包み込まれるかのような、
大いなる感動がありました。
そんなすばらしい体験をしているだけに、望みすぎかもしれませんが、さらなる向上を、今後に期待します。

最後に。こういうイベント経験の少ない私にとって、とても印象的に感じたのが、
人を集めたいなら
かわいい女子より
 < ノーチラス!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!

                                   
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