今回は初登場となる「 JBL L26 Decade(ディケイド) 」 U
L26は4301を一回り大きくしたサイズで、一番の違いはウーファーが20cmから→25cm 
に変わったということ。その違いでどれだけ音色が違うのか?興味が出るポイントです。 
 それとJBLでは豊富なラインナップをさらにプロ用と民生用(一般向け)に分けており、 
4301はプロ用で今回のL26は民生用になる。 
どこがどう違うのか、検証しながらメンテナンスしていきたいと思います。いつも4301を 
聴き慣れてるせいか、今回はいつのまにかフルカスタムしてました・・・それではどうぞご覧ください。 
●写真だとぱっと見4301風ですが
●実物はこんなにでかかった(^^;

←隣の4311(グレー)より高さがちょい大きい。
幅が細い分だいぶスリムな佇まいです。
●で、4301を隣に並べてみるとこんなに違いました。
4301がかなり小型に見えてきます。

スペック的にはウーファーの口径が5cm、箱が10cm大きくなったものだが、だいぶ差があるようにも感じます。
そしてウーファーが大きい分、やはり低域を期待してしまいますが、ひょっとしたらブーミー過ぎるのではという印象もよぎりました。
●わりと大きいのでそーっと寝かせます。
←このエッジ、写真ではまともに見えますが実際にはよれよれなので交換します。
それと写真では目立ちませんが、コーンに付いた接着剤を綺麗に落とすのが大変そうです。;
●続いてユニットを外します。
ツィーターはすんなり外れました(木ネジ)が
ウーファーのネジは1ヶ所が空回りしており、やや強引に外してみると
●案の定こんなでした(最初からです)。
前所有者はエッジの張替えを業者に頼んだとの事だが、ユニットは自分で外したのでしょうか?破損した部品があると補修も簡単なのですがね。ただ変なネジで強引に付けるのはよけい外しにくくになるので止めてほしいものです。JBLのウーファーはボルト・ナットでこういうこともあり、硬くて回りにくいからといって押しながら強引に回すと空回りなんて事もありえます。なので外す際は注意が必要です。
●このままではきちんとした装着ができないので補修します。
まずは予備で保管してあるネジとナットを用意しました。
●割れた部分を補正しながら、爪付きナットを定位置に垂直になるよう装着します。仮止めが終わったらそのまま接着剤で固定し、一度ユニットを取り付けて様子を見ます。
問題なければ欠けた木材部を補修していきます。
補修した部分は元よりも頑丈になるので、逆に元部分の強度が心配になってきます。
●JBLでは同じ機種でも、初期型、中期型、後期型と分けられてるパターンもあり、L26もそのひとつのようです。
初期のポートは紙筒のようなので、こちらのプラスチックポート物は中期方か後期型のようです。
ウーファーが大口径なので、一応鳴き止め処理を施しておきます。
●ケーブルと端子
ユニットに装着した後に塗装(酸化防止のためか?ただ単に塗られてしまったのか?)されたようです。
箱の塗装しかり、何か全体的に小汚く雑な作りに感じました。JBLではそういった物が多いです。
●写真だとわからなかったが片側のプレートが波打っていました。これは完全に直らないので非常に残念です。
●アッテネーターの接触が悪いので前のオーナーさんが外そうとして途中であきらめたのですね。気持ちはよくわかります。
そんなプレート外してみると・・・???
ネジがありません?
ネットワークはどうやって付いてる?
●と思いながらも手探りでネットワークを外しました。
ご覧のよう接着剤とピン留めで、かなり強力にくっついていたので外すのが大変、なかば強引に引き剥がした感じです。
これはプレート云々の前に、普通の人だったらあきらめるレベルですね。
←このピンの数、よく打ち込んだと感心するほどです。アメリカ人のパワーでしょうか(笑
プレートを外さなくてもネットワーク自体は外せるようですが、ネジ留めで装着するので、いずれにせよプレートは剥がす必要がありそうです。
●ネットワーク。
くすんだ色のせいもあり見た目的に心配ですが、機能は問題なく、コイルもコンデンサーも正常でした。
アッテネーターは通常の物より小型ですが、この小型タイプは機密性が高くガリが出にくいのが特徴です。メンテナンスはし難いですが、4311でもこちらが採用されていれば多少ガリの発生も抑えられたことでしょう。分解してオーバーホールします。
●ネットワークのプレート
このままでは取り付けるさい、金槌で強引に打ち付ける必要がありそうなので、ネジ留めに変更します。問題はプレートが細くネジが隠れるような位置にすると、コンデンサーを貫通します。なのでいったんコンデンサーを外してから、ネジ穴を先に決めてから再度コンデンサーを装着します。コンデンサーは縦置きで問題解決します。
それよりもこのピンを抜くほうが大変でした。
●さて、ネットワークも決まったところで箱の補修に入ります。木目部に傷は少ないものの、バッフルがよれてるので再塗装します。
塗装前にマスキングしますが、
←これ側面とバッフルに小さな段差があり、所々欠けているのでその都度補修しながらの作業になりました。意外にやっかいです。
●マスキング後、表面を平らに均し塗装に入ります。
ここは迷わず、往年の「
JBLブルーへ!
●後期の濃い青ではなく、
JBLといったら、やはり
この青ですよね!
黒は普通の黒(艶消し)でいいので簡単ですが、この青は機種により微妙に色味が違うので、最初はどれを参考にしていかがわかりませんでした。
そんなことを繰り返すうちに、身近な4301の青を参考にして塗装しています。
バッフルが乾いたら側の木目の作業に入ります。
●こちらネットのフレーム。JBLでは相変わらずパーチクルボード製なので変形やふくらみ、崩れが多いのが難点です。4311はフレームが細いのでもろいですが、4301やL26はフレームに厚みがあるので、破損してる物も少なめです。
こちら変形はしてないものの凸凹も多いので、今後の事を考えて補修、再塗装で仕上げます。


 
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