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DENON SC-F100 2000年頃? |
●メーカー解説: |
方式 |
2ウェイ・2スピーカーバスレフ型、防磁設計 |
使用ユニット |
高域用:2.5cmソフトドーム ・低域用:14cmグラスファイバーコーン |
再生周波数帯域 |
45Hz〜20000Hz |
インピーダンス |
6Ω |
出力音圧 |
88dB/W/m |
クロスオーバー周波数 |
5KHzほど |
外形寸法 |
幅183×高さ328×奥行240mm 約L |
重量 |
4.8kg 1台 |
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●2回目の登場となる DENON SC-F100
久々の音出し・・・やっぱドスドスきますね。
いいもん持ってるんですけどね。このスピーカーは改造して、より真価を発揮できるタイプなんです。
簡単な音質の説明だが、
高域の能率が低いのと、低域のドスドス感が拍車をかけ、パッと聴くとこもっているように感じる。
ただ中域は、一生懸命クリアーな音を出してるんですよ。
なにぶんウーハーの能率が高く感じるような、過度な低域が問題で、全体のバランスが悪い。
この重低音はウーハーのパワーで押し切ってるのではなく、箱の響きをうまく利用して作られた音。
だからそんな特性にはもってこいなのが”VCCシステム ”
こういうタイプのスピーカーには、たぶん凄く効果的で、バッチリ期待できそうです。
中域は少し下へ伸ばしてやり、重低音に負けないシャープな輪郭を強調させる。
高域はウーハーの能率を変え、バランスを取ってやります。
そんな所がチューニングメニューとなる。
改造する事が大前提となってるF100だが、セッティングがうまく決まると、大化けするスピーカーの一つなんですよ。
ではさっそくはじめていきましょう。 |
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●まずはなんと言ってもこれ”VCCシステム ”
セメントを流し込むだけなので、簡単と言えば簡単です。
ただ、入れりゃーいい、ってもんでもないんですよ。
場所もそうだが、量や硬さ、傾き・反射具合などなど、
いろいろとこだわってやってます。
響き具合が変わってくるので、吸音材での調整が必須になるが、
今のところ良い事ずくめの装置と言えるでしょう。
* VCCシステムとは?
箱の内部にセメントを流し込み、振動を制御させる装置。
【振動】 vibration 【制御】 control 【セメント】 cement
から一文字づつ取って、名付けたものです。
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●このVCCは一番ポピュラーなやり方。
セメント面は露出させずに、フェルトとで覆います。
小型〜中型に施工するわけだが、
特に低域の強いスピーカーとか小型には、
かなりの効果があるんですよ。 |
●白い綿は元々の吸音材。 |
●外装はナチュラル仕上げ。
もう一台は鏡面タイプにした訳だが、
このF100は表面の凸凹が大きくて、
他のものより手間がかかる。
だからぶっちゃけ、1セットで止めました。
*私がいう鏡面タイプとは?
完璧・パーフェクトな鏡面に仕上げた場合は、ただの鏡面。
鏡面タイプとは、そんなパーフェクト鏡面仕上げの
8割仕上げってところでしょうか。
施工工程を少し省いて、簡素化してるんです。
パッと見はほぼ、鏡面と同じなんですけどね。
いずれにせよ鏡面仕上げはメンドウです。
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●ネットワーク。
部品とケーブル交換し、チューニングしました。 |
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●で、完成! 以前のF100は「 こちら 」(長いっす)
鏡面仕上げにすると、かなり高級感がましますよね。
完璧仕上げは10回くらい上塗りし、簡素タイプ2〜4回ですが、これは6回くらい塗ってます。
さてさてインプレは割愛させていただきますが、一言いわせていただくなら、
B&W805の隣に並べて聴いてみたい。
たぶんボーカルものは、こっちのほうが”いい音 ”って言われる確率多そうです(だしに使ってスマン805)
普段はそんな言い方しないんですけどね。
コンポ用は安いからダメ、そんな事はない!って言いたいだけなんですよ。
チューニングに関しても、たぶん以前のF100より正常進化しており、よりワイドになってると思います。
しつこくて申し訳ないが、VCCもけっこう効いてると思いますよ。
私はスピーカーの数が多く、スピーカーの上にスピーカー置いて聴くなんてことも多々あります。
だいたいは下にあるスピーカーの方が、音が安定し落ち着きがあります。
上におもりをのせる、そんなんでも効果ありますよね。
最後に。
重い腰を上げ、ようやく再メンテすることになったONKYO モニター500
最近はそればっか聴いてるので、これもそうだが、ONKYOのD-V3EXやD-S7GXなんかも、
音質が似たような傾向になってる気がします。
その時気にいってるスピーカーを、聴きながらチューニングするので、
DENONだろうがONKYOだろうが、似たような傾向になっちゃうんですよね。
それが私の”色 ”なのかもしれません。
でも、なんでこんな変な音にしたんだ!?なんて失敗もよくあるんですよ。
小口径のフルレンジばかり聴いてる時は、耳がおかしくなるのか?特にやばいんです(笑
あとは体調もそうですが、湿度もやっかいですよね。
ほんと音楽は、料理みたいです。
次回、まだまだ勢いでUPしていきます。お楽しみに♪ |