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●祝!完成!
こちらはオールアルニコ仕様のMKII。威風堂々とした雰囲気です。 |
●最近は程度の良いユニットを集めるのも難しくなりました。 |
●音が気になりますよねw |
●こちらはLE5−2仕様のMKII。オーナー様が新品の純正プレートをご用意くださいました。 |
●2213H、このウーハーを仕上げるのに、通常の3倍くらい時間をかけました。最高音質の2213Hです。 見た目が同じですが、コンデンサー値変更・交換してます。 |
●木目はプレミアム仕上げ。適当にOIL塗った品とは質感が違います! |
●純正の新品復活仕上げ。凛とした雰囲気です。 |
●まずはオールアルニコMKII。こちらはキャビネットをフルカスタムし、
極上のアルニコユニットで武装した「 最強のMKII 」
ツィーターとスコーカーはリコーンしましたが。適当に部品を換えればいいっ
てもんじゃありません。全部換えるとオリジナルの音までも変わってしまいます。
なので私はそのあたりに気を使いながら選定し、精密に組み上げてます。
そこに組み合わさるのがJBL音質の大半を担うウーハー。再着磁すると上か
ら下まで能率が上がったような、元気でフレッシュな音質に変わります。ただ
着磁いぜんに、組み方が雑で問題が出やすい123Aー1なので、ダンパーを
調整し丁寧に組み直しました。それにより本来のパフォーマンス、綺麗な重低音
をいかんなく発揮します。まったく別物のウーハーに変わります。
そしてここに
世界で唯一無二の存在、最強のMKIIが誕生しました!
●次にLE5−2を装着したMKII。4312AやMKIIに、LE5−2アルニコス
コーカーのみを装着するといった通好みで、人気のあるカスタムです。ただポン付
けでは本来の力がでず、ユニットのオーバーホールはもちろん、ネットワークも合わ
せてやる必要があります。中域・ボーカルの輪郭を担うスコーカーを換えると、女性
ボーカルの輪郭が明瞭になり奥行きがでます。MKII本来のフィーリングは変えず
にリアリティが向上する、まさに強力な添加剤と言ったところでしょうか。もちろん
基本となる全てのユニットをオーバーホールしなければ完璧な音はでません。特に
MKIIはウーハーのストロークが少なく低音が出難いスピーカーなので、他の2213
や123A1に比べ三倍の時間をかけ調整しました。それによりストロークがスムーズ
になり、綺麗な低音がでるようになりました。もちろんフルチューンしたネットワーク
も相乗効果がでています。これから使い続ければどんどんよくなっていくでしょう。
そしてまたここに
マニアさえもを唸らせる、最高のMKIIが誕生しました!
最後に。
今回のMKIIカスタムはいかがでしたか。4311はもう40年ほど経ってますが、新し
く感じるMKIIですらもう25年ですからね。しっかりしたメンテナンスが必要になって
くるわけです。見た目に古さを感じないMKIIですが、丁寧にレストアすると音質は
別物に変わります。ちなみに以前紹介した「 至高のMKII 」の時も、今回と同じで
2セット同時に紹介してました(^^; 別に狙ったわけではないのですが、無意識な
思考回路はまったく変わっていなかったようですw
今回ご紹介したMKIIカスタム、4311を語る上では絶対に外せない存在なので、
ぜひ一度は所有して聴いて欲しい一品です!
次回。4301MKII(MKIIカスタム)はまだ先になりそうなので、何か別の
スピーカーを紹介します。日本製はいつでるかな?お楽しみに♪
「 参考音質 」
今回ご紹介した2つのMKIIを録音してみました。デジカメ撮影なので実物とはだい
ぶ違いますが、フィーリングは感じられるかと思います。ぜひ聴いてみてください。
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