※注意!自作・改造には危険が伴う場合があります。自己責任でお願いします。 |
●電源ケーブルを制作します。 材料はハッベルの4570Cに、シェルターの4781を使います。 本体はナイロン製、 ブレードはホット(+)が真鍮、コールド(-)はニッケル、 グランド(アース)は銅合金と、凝った?作りです。 コンタクト部が真鍮なので、バランスを考えインレット側も、 真鍮のシューターという物を使ってみます。 |
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●ケーブルはフジクラというメーカーの、CV-S 3.5×3芯を使います。 コストパフォーマンスが良く、馬力が凄いとマニアに好評らしい。 内部に肉厚の銅箔が巻いてあるのが特徴的。 |
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●ハンダはドイツ製のWBT-820、銀4%を使います。 電源部も可能な限り、抵抗値を減らしたいはからいです。 外側・外装には、シールド効果のあるカーボンタイプの物を使います。 見た目はナイロンですが、カーボンが混入されており、 外来ノイズをカットはもちろん、ケ-ブルから発生する迷走電流の吸収、 輻射ノイズの遮断までしてくれるという、万能選手らしい。 もちろん通電はしませんので、安心できます。 |
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●一個あると便利なヒートガン。 ドライヤーやライターより楽に仕上がります。 各種熱収縮チューブ。 収縮後の伸びとか色は、使ってみるまでわかりません。 目につく部分なので、カッコイイものにしたいですね。 縮めた後でも、柔軟性のあるものがいいですね。 |
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●さて、ケーブルの被覆をむきます。 私は昔から、カッターではなくハサミを使います。 ●肉厚な銅箔です。0.1mm位はあるでしょうか。 これもケーブルが硬い要因の一つでしょう。 ●銅箔の内側は紙が巻かれており、それを剥くとナイロンがビッシリと詰まってます。 新聞とか本とかを縛るナイロンの紐、そんなナイロンです。 制振効果があるのかな?芯の保護用かもしれませんね。 ●やっと芯の披露目。 ここまで剥くのにも、神経も使い時間もかかります。 芯線は数字通りの3.5mm。 太めな芯のスターカッド構造なので、これ自体とても硬いです。 |
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●解りやすいよう剥いてみました。 5層構造になっています。 やはり銅箔が目に付き、特徴的です。 一般的に家電などに付いている電源コード(ケーブル)とはぜんぜん違い プロっぽい作りですね。 |
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●試しに差してみます。 芯が太いですが、多少の余裕を残し入った感じです。 |
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●ここからが私の作る、創作になります。 まずは線材を用意。 これはALPHAというメーカーの、22AWG・銀メッキのより線です。 単線より撚り線の方が、ノイズには効果的らしいです。 被覆はテフロンで燃えにくく、ビニールに比べ耐久性もあります。 15A-250Vなので、耐圧も問題ありません。 |
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●本体芯線にハンダ付けします。 写真では見にくいですが 芯線にハンダを半分ほどにとどめています。 ノイズは表面(外側)にのってくるという性質を考慮してみました。 |
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●見た目のデザインにこだわり ←を装着してみます。 丸材に穴をあけてフォックを塗ったものです。 こちら |
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●その丸材の両サイドには、ある物を装着する為、 ○秘の為のカバーを作ります。 ちょっといやらしいかな(^^; しばらくしたら公開します。 カバー素材はプラ板。 写真の向かって一番右側は、ヒートガンでの失敗作。 真ん中、ビニールテープで巻いて、お湯に漬けた物。 温度が高すぎで失敗。ボンレスハム状態になりました。 一番左が、成功したもの。 |
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●塩ビ管に巻いてお湯に漬ける光景。 塩ビ管は中が空洞なので、熱が内側からも均等に伝わってくれます。 そこがミソかもしれません。 お湯の温度は70〜80度位で、5分程度。 沸騰しないように注意しながら成形します。 |
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●次に形を整えるために お湯から取り出した塩ビ管を瞬時に水で冷やします。 これも5分程冷やしたらOKです。 |
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●そのケースを装着します。 | |
●銅箔テープでさらにシールド。0.09mmと結構厚めのテープ。 というより見た目がカッコよくなりますね。 |
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●さらにカーボンチューブで覆い 熱収縮チューブで固定。 しつこさ全開、入念に作りました。 |
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●プラグは装着前にバラして、磨いてやります。 仕上げはケイグ(GOLD)という接点復活在を使います。 |
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●と、ここで問題発生! フジクラのケーブル、被覆のままだと装着する事ができません。 ケーブルのみでの装着ではギリギリ入りますが、見逃していました。 ノイズ対策のワイヤー+絶縁テープ+カーボンチューブ+熱収縮チューブ。 それが原因です。 プラグ自体を加工する事にします。 |
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●ようやく入りました。 加工するならは、5.5もいけそうです。 プラグ本体の真ん中のネジ。 正直邪魔で作業性が悪くなります。 |
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●プラグ側。 こちらは問題ありません。 |
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●ナイロン製なんで、ついついキツク閉め込むと、 歪んでしまい、ネジ穴もバカになりそうです。 なのでネジ部には、ワッシャーをかませました。 |
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●そして完成!以外に大変でした。 やってる事、作業工程が多すぎますからね。 カーボンチューブのおかげで、見た目もGOODです。 とにかくゴツイですね〜。 ●肝心の音ですが、一般的なケーブルに比べ、クリアー質で解像度が違いますね。 これがスピード感のUPというのか、全体の曇りが取れた感じです。 中・高域の向上にに関しては、特に分かりやすいです。 芯が硬い場合、音も硬質になりがちですが、それが解像度の向上につながってるとも言えます。 何も処理していないフジクラとの比較でも、クリアー質の向上は感じ取れました。 試した機材はアンプとCDPで、一般的な普級機になります。 こういう普及機でも違いが明白になるので、ハイエンド機器ならば、更に明確になるでしょうね。 10日ほど連続稼働させ、耐久性も問題ないようですし、エージングもされてきました。 次は違うプラグ、マリンコあたりで作ってみたいと思います。 ●2作目はさらに安全を考慮し、絶縁テープを巻いてみました。 どこがどう利いているのはわかりませんが、このような自作・創作でも、 あきらかに質の向上が感じられる結果となりました。 違う素材を使い、どんどん作って試したくなってきますね。 あんまり深読みしすぎると、えってバランス悪くなるかもしれないので、 良く考えて、ほどほどにしていきたいです。 |
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●こちらはマリンコの、8215T&320IECというプラグです。 ブレードがALL真鍮なのが特徴的。 新品ですが、ケイグで拭いてやるとこんなにも汚れが付きます。 無垢は酸化しやすいですね。 ●で、マリンコ版が完成しました。 インレット側は、シューターに比べると格段に楽です。 気になる音質ですが、 透明感に加え、全体の力強さが増しました気がします。 こう、音が前に出ようとする感じというか、そんなのが感じられました。 これの後にハッベル聞くと、比重が上よりなのが感じられました。 繊細な感じが伝わり上品と言えばいいのかな。 このあたりは好みの分かれる所ですね。 ハイエンドケーブルで、マグナムやオメガというメーカーがありますが、 ぜんぜん負けていないと思います。 特に音は好みがありますから、こちらの方がいいという人もいるでしょう。 フジクラのケーブルしかり、 プロ用でも、十分に対応できるレベルだと思います。 |
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●こちらはレアものなのか? ものはハッベルのホスピタルグレードですが、 左が8215C、右が5266Cという物ですが、グラウンドが銅合金じゃなく 真鍮という違いです。 ここだけの違いで、音が変わるのか?それが分かるのか? 視聴するのも楽しみです。 それとロジウムメッキのものも聞いてみたくなり、 シューターの4781BSRという物を入手しました。 只今入り口を何にするか検討しています。 やはりロジウムがいいのかな? 気づいたら部屋中がケーブルだらけになってます。 凝り性も、ここまでくると病気ですね(笑 |
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