●ここでは、身近な所から簡単にできるノイズ対策についてご紹介します。
●水漏れやガス漏れは、目に見えたり匂いがするので解りますよね。
でも電気って見えないし、匂いも無いので、問題があっても解りずらい。
漏電レベルの対応はされていますが、
電磁波になると、ほとんどの方が気にも止めないのが現状ではないでしょうか。
でも家中は電化製品だらけで、なくてはならない存在でもあります。

電磁波の影響、特に身体に悪影響を及ぼすレベルではないものの、
妊婦さんや小さな子供がいる家庭では、一度ならず気にした事もあるかと思います。
 そこで役立つのがこれ、電磁波測定器(楽天市場で送込2500)。
調べて見ると、ピーピー鳴るわ、鳴るわ。
特にひどいのがパソコンや配電盤(ブレーカーがある所)、もちろん電子レンジも。
 水は浄水器つけて、匂いは空気清浄器、電気は?
そんな疑問から、ちょとした工夫を凝らしてみる事にしました。
特にオーディオ機器には、効果絶大かもしれません。精神的にも◎でしょう。


●まずは、『
シールド
見えないノイズを閉じ込めよう!ってことで、電磁波に効果的らしい
電磁波シールドメッシュ(ナイロンに銀をコーティングしたもの)を購入しました。
これで携帯電話を包んでみると、みごと圏外になったので、それなりの効果はあるようです。
こういうシート状のものなら、色々な電化製品にも対応できますが、使いづらくもなります。
そこでとりあえず一番効果がありそうなのが配電盤。
上のザ・ガウスを使ったところ、配電盤からの電磁波が一番強かったです。
家庭での電気の、最上流でもありますね。
 金属ケースに包まれた配電盤ならまだしも、ほとんどがプラケースの配電盤。
目の前でしばらく眺めていると、めまいがする事すらあります。
で、周りをかこってやり、それで終了。作業は単純で誰でもできそうですね。
キッチンで使うアルミホイル、そんなのを軽く貼ってみても、何もしないよりは効果があるでしょう。
●次に、『 吸収
 フェライトコアやトロイダルを、電源ケーブルなどに装着してやります。
特にモーターを使っている製品には効果が期待できそうです。

常時稼動している冷蔵庫や電話機、TV、パソコンなど、10個もあれば、とりあえずいけますね。
 トロイダルは巻かなくても、ケーブルを束ねて穴に突っ込んでもOK!
三つ編み的なノリで、ケーブルをねじっても、多少の効果があるでしょう。
BELDEN(ベルデン)の、スピーカーケーブルなんかが、それの代表例です。

 これで以前よりは、確実に効果が上がるでしょう。
ただ目に見えて効果がわかる事ではないので、
実感もしにくく、やりがいもありませんね。
気の持ちようといったところでしょうか。
●最後に、『 アース 』(グラウンドとも言います)
 大ワットの家電製品はもちろんですが、オーディオに関しても、
ここがとても効果的で、重要なポイントにもなります。
電家製品から出る、放射ノイズやケーブルの中を徘徊する伝導ノイズ。
吸収しきれない不要なノイズを逃がすために”新たに逃げ道を作ってやるんです”
ようはバイパス。
道路でもバイパスができると、だいぶ渋滞も緩和されますよね。

 経験上、車でのお話ですが、
以前流行ったコンデンサーチューン(バッテリーにコンデンサーを追加してやる装置)
ホットイナズマなんて呼ばれるものがありました。
それ以外のお手軽チューンで、トルマリンシートやらを至る所に巻いたり、
強力な磁石をポンポン付けるなど多数あります。
そんな中でも、群を抜いて体感できたのが、アーシング。
たった数本のケーブルを、取り付けてやるだけの措置です。
特に旧車には、なくてはならないほど効果的なチューニングでした。
 近年の車種では、メーカーが基本設計に取り入れられるほどのものです。

電化製品には元々、アース設計がなされている物も多く、
それらは外装・金属ボディに逃がすような構造になってます。
だから電化製品から、不要な電磁波が出てくるのも頷けますね。
外装のボディに逃がすだけではなく、部屋にアースが設置されているならば、
積極的に利用するのが一番でしょう。
 写真は台所にあるアース。
洗濯機を置く場所のコンセントなんかにも、ほとんど付いていると思います。
●今回はお安くお気軽にできる方法をご紹介しました。
オーディオマニアには、電気を重要視している方も多くおられ、
配電盤はもちろん、家中の内部配線にまでこだわっていたり、
中には自宅の庭に、電柱すら設置してしまう方もいるようです。
他には音楽を聴く時だけ、他のブレーカーを落とす、なんてやり方もありますが、
それらいずれも、お手軽ではありませんね。

オーディオと電気、切ってもきれない関係なのかもしれません。
できる事はやってみる、それが入口かもしれませんね。

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