●WE紫エナメル 角銅なんと3.8mm×3.8mm!を入手しました。エナメルも厚い。年代はわかりません。
とにかく硬い!というより、もう線ではなく棒ですね(笑 
太いので90度とか手で曲げるのはできますが、1cmほどの輪ッかとか作るのは非常に困難(無理)な代物。
かた〜いA針金ありますよね。あんな感じです。
つか、現在こんな材料を入手可能?でしょうか。いったい何に使うために作られたんでしょう?
今、中国なんたらで銅の値段あがってるんですよねぇ。
●太さの比較の為こんな写真撮ってみました。
左は普通の割り箸。右はWE20AWG。太いでしょ。
●上から。ちょっとボケてますが、20AWGと導体の太さが歴然。表面積的にはものすごそう!
●末端を写真のように加工します。これ削るだけでも大変でした。 ●ガラスチューブに通した後、ゴムチューブに通します。
●プラグ穴になんとか収まりました。
●WBT銀ハンダでハンダ付けします。ハンダ付けは簡単ですが、削った所の強度が弱そうなので矢印のようにハンダを盛り補強してやります。何かの拍子でポキッといくならたぶんここ。こうすれば折れる心配はありません。
●入念にブチルを巻きます。
●完成!制作はわりとスムーズにいきました。↑浮いてるの解る?昔、針金の入ったゴム人形、ガイコツとかのありましたよね。手足が動くやつ。そんなノリでしょうか(笑
一番大変なのは末端の削り、チューブに挿入も少し困難だったかな。
さてインプレですが、なんでしょうこれ!すごい!ある意味。
超高解像度というか分解能力がすごい!よく楽器一つ一つが明瞭になる、なんて言いますがそんなもんじゃないです。驚きました。ボーカルがクッキリ?クッキリすぎる位クッキリしています。
試しにオヤイデの5Nアニーリング楕円銅単線 1.4mm×1.8mm と比べてみました。
うまい表現方法をあらわせないのですが、やはり比較にならないほどクッキリしています。
私の経験の中では初めての音で、とにかく驚きまくりです。よくスピーカーケーブルやRCA変えても音なんか変わらないよ!って思う人もいると思いますが、これは確実にその変化に驚く事でしょう。
こんなに驚きの音を出してくれる線材ですが、単線の宿命と言える低域は、やはり強いものではありませんでした。ただ単線の中でも特別中域が斗出しているわけでも無く、比較的フラットなバランスです。
モニター系のSPの場合、それまでクッキリしていたボーカルが更に浮き出てきます。
大型3wayやJBL、DENONのようなウーハー能率の高いSPと合わせるとマッチングがいいですねぇ〜。
フォステクスのFE-87にこのRCAと同じ線材のSPケーブル使うと、88ESRよりいいんじゃない!と思えるほどの実力です。
フルレンジとの相性、最高かもしれません。
しばらく使ってみて、又普通のケーブルに戻したときの印象が、どう変わるか楽しみです。
取り回しは最悪と言える硬さですが、逆に一度設置してしまうとガチッとして、妙な安心感があります。
それにしてもこの音、ハマル人は総とっかえしたくなるほどの存在感がありました。
この線材で電源ケーブルも作ってみましょう。

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