●UPする順番が逆になってしまったが、今回はRCA-WEブラックエナメルVer.2を作ります。
↑使う材料。プラグはデイトン24金。これがコストパフォーマンスに優れ、いい音だしてくれるんですよねぇ。
●WEブラックエナメル、ダブルシルクNOS。
外側被覆(緑)をむきます、内側被覆の白いシルクをほぐしてカット。写真は1.5mm。
●ライターで軽くあぶります。被覆がまるまり、ほぐれにくくなります。
●芯線のエナメル被膜を削り完了。 ●チューブに挿入。アースラインには平編銅線を使います。
●ハンダ付けする前に、プラグ矢印部分にハンダをのせておくと作業が楽になります。ハンダはWBT銀ハンダ。
●プラグ先端には、放熱の役目で金属クリップをはさんでおきます。ハンダ付け後、プラグ先端が変な方向に向いている!のを防ぎます。温度が上がりにくいので一長一短ですが。
●平編銅線をカシメます。 ●いつも使っているブチルでは厚すぎるので、この薄いタイプを使います。
●ブチルで絶縁してやります。引っ張りながら2倍ほど伸ばし、貼っていきます。防振も良いかな? ●ここも丁寧に巻いてやります。
●プラグカバーを装着。 ●半分完成。外装はマイラーチューブで武装。
●で完成!約2時間位かかります。遅い?
私の作るWEバージョン、ややこしいので整理しますと
Ver.1 WE単線シングル(1本)
Ver.2 WE単線ダブル(2本)
Ver.3 WE単線シングル(1本)+テフロン銀線(1本)、Newバージョンはテフロン銀線2本仕様。

というわけで、インプレですが
Ver.1 ストレートサウンドと言いましょうか、素直な音質。中域に比重があり繊細ではありませんが荒々しく生々しい、ボーカルが前に出る迫力のあるサウンド。

Ver.2 Ver.1と似た傾向ですが、若干ワイドレンジになり、ボーカルがクリアになります。全体の輪郭が明確になり、明るいサウンドに変わりました。

Ver.3 Ver.2より、さらに繊細でワイドレンジに。ボーカルに透明感が加わり水々しい(これは銀線の効果かな)。銀線を2本にしたせいか、歯切れ良い低域がパワフルになりました。全体的にバランスが取れており、キレのあるサウンド。

1万円〜の市販品は基本的にワイドレンジでバランス重視の物が多い。
これは、一般受けするというか、あたりさわりの無いような作りに感じてしまう。
キンバーのような個性の強いケーブルもあるが。
太い銅線を使えば、バランスが良くワイドレンジになるが、それではおもしろみが無く、個性のある変化にとんだ物を作る事に意義があるように感じます。
手間やコストなど色々あると思いますが、メーカーは私が作るような物は作らないでしょう。
だから自作するんだ!と実感しています。
料理と同じで、新しい味というものは中々受け入れられないのが現状ですがねぇ。
単線RCAを使った事が無い人は、ぜひ試してみて。おもしろいよ。
電源ケーブルは、とにかくパワフル!RCAやスピーカーケーブルはとにかくクリア!を心情に作ってます。

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