●この小さい箱は何だろう?
と開けてみたらこれ、ONKYO D-40 でした。
思わず「 ちっさ 」と思うくらい小さい、だが意外にズッシリくるほど重みがある。
見ためはD-100の雰囲気で好印象だが、はたしてその実力はいかに!?
ONKYO D-40 2000年 \6,000円(1台)
メーカー解説:
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・防磁設計
使用ユニット 高域用:2.5cmドーム型 ・低域用:9cmコーン型
再生周波数帯域 90Hz〜35000Hz
インピーダンス
出力音圧 85dB/W/m
クロスオーバー周波数 4KHz
外形寸法 幅115×高さ190×奥行157mm 1.7L
重量 1.5kg
●まずは一言
「 何だこれ、すごくいいなァ 」

あまりにも小さいので、パッと見低音出るわけない!!
そんな思い込みが功を奏したのか!? 癖がぜんぜんなく、逆にいい!!と思えるほど鳴りっぷりがいい。
とにかく小型なのに、その”バランスの良さ ”には驚かされた。

このサイズで重低音は無理だが、わりと腰のある重い低域が出てくる。
そして中・高域とも主張しすぎず、すべてがちょうどいいバランス。
小型でありがちな、音像が小さいというか、音がまとまりすぎている、団子気味、
そんな傾向はまったくなく、サイズを感じさせないワイド感もある。
特にボーカルはほどよい凸加減で、まるで歌手が気持ち良く歌い上げてるような、
そんな雰囲気さえ伝わってきたほどだ。

このスピーカー、めちゃくちゃ小さいのに以外とズッシリくるのには驚かされた。
そしてその重量感は、ちょっとした期待感へと変っていく。
音出しの瞬間から鳴りっぷりのいい「 素晴らしスピーカー 」でした。

外装はD-100に通ヅルものがある。
時代は10年以上違うのが、設計者が同じなのか?メーカーの意思が表れてるのかはわからないが、
どちらも値段からは想像できないほど いいスピーカーです。
良い物は良い影響を与える、まさに正の連鎖。
そんなところで、ぼちぼち内部検証してみましょう。
●ちいさいでしょ。
●上から。
左はJBLコントロール1.
●さて、ユニットほ外します。
と思ったらネジがみあたらない。
●背面もなし
●で、ありました。
ここからフロントカバーを外します。
けっこう接着剤が強めなので、外すのが難しい。
●で、完成!! (^^;

外装は艶消し仕上げ。
●渋い
渋いA
●写真が飛んでますが、まァ気にしないでください。

このD-40、これだけ小さいとまず考えられるのが5.1で使う事。
いいんじゃない!
センターでもフロントでもリアでも、どこでもOK!
へたなスピーカー使うくらいなら、逆に全部これにすればいい、そんな気さえしてきます。
ただしフロントには2台欲しいところなので、5.1ではなく6.1にすれば よりいいでしょう。
2chで音楽を楽しむ場合、ちょっとした音量〜大音量は苦手。BGM感覚でさらっと鳴らす程度が良好。
わりと相性がいいのが”パソコン用 ”として。
コンパクトだから設置に悩む必要もないし、適当に置いてもそれなり鳴ってくれる。
パソコン用スピーカーって、おもちゃっぽいのが多いですからね。
高価なサウンドカード搭載するより、確実にグレードUPすること間違いありません。
とにかくこのサウンドは、聴いてみないと表現できない、そんなスピーカーでした。


最後に。
各メーカーそれぞれ最小スピーカーはあるが、
このD-40、間違いなくTOPレベルでしょう。
極小スピーカーでは、FOSTEX G700という優秀なスピーカーがあるのだが、
たぶんぜんぜん匹敵してるんじゃないですかね。
めちゃくちゃ小さい、まるでパスポートサイズ(古い(^^;)は、色々な想像と驚きを与えてくれました。

次回、実は外国製をやろうと思っていたのだが、見るとエッジが×だったり外装やらなんやらで・・・
なのでワンクッション置き、D-40をUPしました。
写真が少ないので抱き合わせとも考えていたのだが、わりと文面が多くなったのでページを作りました。
そんなところで、次回、こうご期待です♪

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