●前回のSC-V505Cとセットで買ったDENONのSC-V101。
これも99年頃かな?

型式 / 2ウェイ、2スピーカー、密閉型。
8cmコーン型ウーハー×1、2.5cmバランスドーム形ツィーター×1。
再生周波数 / 80Hz〜20kHz
寸法 / W114 x H193 x D145mm
クロスは4〜5kってとこでしょうか。

このサイズで密閉ってとこがミソですかね。

●バラします。
8cmユニット、磁石は大きいほう。
バイワイヤリング式ですね。こだわり?意味あるのかな。
ターミナルは中々しっかりしている。
回路はツイーター、コンデンサー、抵抗、
ウーハーはコイルのみ、ツイーターはコンデンサーのみ。
エンクロジャーに吸音材はいっさい入っていません。

ユニットと箱以外の部品が豪華。
●で又A飛んでいますが、全て清掃、プラ部分はアーマオール、接点はケイグを使用。
エンクロジャーは、V505ついでにピアノブラック鏡面にしてみました。
このエンク、表面が元々少しざらついているので、ならしてから、
サーフェーサー→ブラック→クリアーの工程で、手間がかかりメンドクサイ。
●ご覧のように、すっからかん、スポンジすら入っていません。
響きを活かして低域を増やそう?
バスレフにしてもあんまり変わんないのかな?
エンク材質はMDF。
エンクが小さいので、ターミナルプレートがでかく見える。
背面の三分の二ほど占領、穴(ポート)をあけるスペースすらない。
●ユニットを取り付け完成。ネット付けてればE757ミニって感じでしょうか。
PDA社のシステムエンハンサーRev.Bでエージング。癖を取ってやります。

インプレですが、なんとも言えないおとなしめ、DENONらしいサウンド。
バランスを考慮しているのでしょうか、唐突な音はない。
もう少しメリハリをつけてもいいと思うが。
やはりこれはサラウンド専用設計という事なのだろうか。
ユニットのみの試聴では、わりと優秀だったが・・・
高域の煌びやかさ・伸びが無いので、低域の量感が割と感じられる。
だからあえて2wayにしてるのかな?
ビクターSP-SFMD10は、ミニフルレンジの中では最優秀選手なので、
比較するのもかわいそうだが、もひとつ低域が欲しい所。
ただ高域はギラギラしていないので、聞き疲れはしない。

せっかくのバイワイヤなので、ウーハーのみで聞いてみるとずいぶんナローな音色。
中域削ってくれ!って感じ。
コイルをかまして音がだいぶカットされてる分、ナロー感も強い。
やっぱサラウンド、あくまでも補助的って感じ。
ただこのサイズは魅力的で、PC用などに使いたくなるサイズ。

簡易的に改造するなら、まずウーハー。
コイルをスルーさせ、吸音材はフェルトでもスポンジでもなく、グラスウールを追加してみる。
これだけでもメリハリのあるサウンドに変わるかな?
突き詰めれば、凄い物に化けたりして。

スピーカークラフト初心者的には、自作するより簡単だし、
フルレンジと2wayの違いもわかりやすいので、良い実験SPになるのではないでしょうか。
市販のSPいじるのも楽しいですよ。
●鏡面具合。ほんとよくやるよ。
アースノーマットって、すぐに無くなり60日もたないよね・・・
つけっぱなしで20日くらい。

   ・・・・・・・・・・・・・・・