●今回はフジクラ、Ver.3の製作です。 おなじみのフジクラCV-S3.5に、 ノイズ減少措置に使うテフロン線を変更しました。 |
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●ウエスタン社がPrestlite社に作らせたという線材を入手。 見た目は、そのまんまヴィンテージWEですね。 内容はAWG18・銀メッキより線の芯で、テフロン被覆。 その上に銀メッキの網編シールドが覆い、 さらに上の外装(茶色)が、布にワニスをしみ込ませてある被覆になります。 これ自体がシールド線と言われるものです。 とてもしっかりしてるうえ、こだわりの見える作り込みです。 この線のみで、電源にも使用できるほど高耐久性をほこってます。 電源の線材選びでは、より安全性の高い物に惹かれてしまいます。 さてさて、どんな音色を奏でてくれるんでしょう。 |
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●CV-Sに巻いてみました。 少し硬目ですので、巻きやすいです。 |
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●私の好きなノイズ撃退装置の中心部材。 外径24mm内径13.5mmの丸材です。 いつもはこのまま使いますが、今回はテフロン線が太すぎで入りません。 穴の拡大も考えましたが、密着性が無くなるため、 写真のように加工しました。 |
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●いい感じで収まります。 | |
●丸材にはクーナルを塗ってやります。 正直、使い道が無いと言いますか・・・ なくなってもさほど気になりません。 |
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●トロイダルを装着。 テフロン線が太くてトロイダルに巻けません。 CV-S+太いテフロン線使う場合、トロイダルの内径は16〜17mmあたり必要です。 |
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●プラ板でつくったカバーを装着。 | |
●銅テープで覆います。 この手のテープは、綺麗に貼るのが難しいですね。 段差などがあると、しわがよってしまいます。 塗装だと綺麗になりそうですが、質感に疑問を感じてしまいそうです。 |
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●銅は特に酸化しやすいので、防止や保護のためにシュリンクチューブで覆ってやります。 シュリンクチューブをこのように使っているのは、私だけでしょうね。 |
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●シュリンクチューブ熱して密着させます。 シュリンクはゴムチューブに比べ薄いので、 収縮時に熱し過ぎると破れたり、穴があいて失敗する事もあります。 以外に難しいんですよ。 中央の凸とケーブルとの段差は、シュリンクを熱して柔らかい状態の時、 素早く押さえつけ、整えてやります。 ねじる感じで押さえつけると、綺麗に密着してくれます。 |
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●今回は中央ではなく、両端に装着します。 片側に装着完了。 この装置を取り付ける前に、カーボンチューブで覆っておきます。 カーボンチューブは実用性大で、中々良い物です。 見た目もいいし、音質も引き締まる、深みにも貢献してくれてる感じがします。 のちほどマイラーなる素材も使い、比較してみる事にします。 |
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●Wで装着しました。 バイパス線がトロイダルに巻けませんでしたので、つい量を多くしてみました。 物量投資ってやつです。 |
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●ドムの腕に見えませんか? ガンダム好きなもので(笑 |
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●芯の皮膜をむいてます。 こちらインレット側で、マリンコ320IECを使用。 本体(外側被覆)より、4cmほど芯を出してやり、 その芯皮膜を、1.8cm剥きます。 この芯線は硬いのですが、さらにほつれにくくする為に、 写真のよう、皮膜の上からペンチでねじっていきます。 右手にペンチ、左手にカメラ。 プルプルしながら撮影しました。 10数枚撮ってピンボケしてないのが、これ一枚でした。 手ぶれ機能が付いてないカメラは大変です。 |
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●さらにねじれている感じが、わかるでしょうか。 | |
●バイパスのテフロン線も剥き、長さをあわせます。 | |
●ドイツのWBT銀ハンダ使用。 スミチューブA、FZでしっかりと処理します。 |
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●インレットを装着。 カバーを先にケーブルに押し込みます。 取り付けられるギリギリの長さなので、装着に多少の困難が伴いました。 ノイズ減衰装置を付ける時、プラグの取り付けやすさまでは頭が回りませんでした。 |
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● こちらコンセント側。 2.5cmほど芯を出し、芯皮膜を1.5cm剥いてます。 インレット同様、スミチューブA、FZで固定しました。 |
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●このプラグ(マリンコ8215T)は透明で内部が透けて見えますので、 アクセント付けてみました。 写真の赤丸部分、アルミテープを巻いています。 ちょっとしたアレンジです。 |
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●で、完成! 簡単そうに見えますか?結構、神経を使う作業なんですよ。 もちろん時間もかかってます。 私の場合、納得いかないとやり直してしまう癖があるので さらに時間だけが過ぎていくほどなんです。 でもこんな電源ケーブル、見た事はないですよね。 ノイズを入れない、出さない。 そんなところに、こだわりをもった形態です。 裸のままと比べると、確実に差を感じる事ができます。 低域の力強さは、ベースのケーブルやプラグによる所もありますが、 中・高域が澄みきっており、気持ちよく抜けていきます。 バランス感覚も、申し分ありません。 EMIフィルターを装着した場合、何か制御しすぎなのか? エネルギー感・力強さが無くなってしまう感じがします。 だからこのような措置が、いい塩梅だと感じています。 ただしこのVer.3、極わずかな感触ですが、 以前制作したVer.1の方が、何かスピード感と言いますか、 モタツキ感・明瞭感が上回っているいるような気がします。 ほぼバイパス用で使ってる線材のみの違いですから、 太さや巻きでも、違いが出るのかもしれませんね。 逆に、効果が出ている証拠とも言えます。 直感で作った物、初めに作ったものは、いいのかもしれませんね。 |
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●うわっ、ここだけ見るとニシキヘビのようで、ちょっと気持ち悪くありません?(笑 太いところで、外装20mmにもなりました。 |
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●右からVer.1、Ver.2、Ver.3。 Ver.4はどうしましょ。 シリーズ化したいのは山々ですが、どこかでヒットしないと厳しいですね。 ただそのうち、納得するものができる事でしょう。 |
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●別の線材を使用したケーブル(白)も混ぜてみました。 見た目が新鮮でしょ。詳細はしばらくお待ちください。。 これ以外にも電源ケーブルが7、8本あります。 全部まとめた物を、知らない人が見れば驚きますよね(笑 |
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